こんばんは。グレイスフル帝塚山トレーナーの金物谷です。
今日のテーマはずばり「筋肉が増えるメリット」
昔のダイエットといえば、「ただ食事を我慢して痩せる。」「置き換えて痩せる。」という筋肉量を減らしてしまう非常に不健康なダイエットが多かったです。
最近になってようやく、筋肉の重要性が認識され、ダイエット・健康目的で筋トレをする人が増えました。テレビはもちろんyoutubeでも筋トレ番組は人気ですよね。
では、【筋肉量を増やすこと】の何が良いのか?具体的なメリットを解説していきます。
筋肉量を増やすメリット
- 1. 太りにくい体質になる
筋肉量が増えることで、1日の消費カロリーが増えるため太りにくくなります。
具体的には、筋肉が1kg増えれば、1日の消費カロリーは20〜30kcalほど増えると言われています。
筋トレ初心者の女性の場合、伸び代があるため、1年間継続すれば、初年度は2〜5kg増やすことも可能です。もちろんトレーニング、栄養、睡眠をしっかり確保する必要はあります。
例えば、筋肉量が5kg増えれば、1日の消費カロリーは100〜150kcal増えることになります。
◼︎20〜30kcal × 5kg=100〜150kcal
150kclというと、白米100gほどのカロリーですが、30日積み重なると4500kcalと大きな差になります。
これは食事量を変えなくても、1か月で約0.6kgの体脂肪が自然に減っていく計算になります。
- 2、見た目が引き締まる
同じ体重でも筋肉と脂肪では体積が1.25倍違います。筋肉の方が80%小さく、締まってみえるということです。
実際に筋肉量が多い人は引き締まって見えます。
・体重50kg 体脂肪率22%
・体重50kg 体脂肪率35%
体重が同じでも体脂肪率が低い方がかなり細く見えます。体重を減らすことにこだわらず筋肉をつける(体脂肪を減らす)ことを重視しましょう。
- 3、関節変形、転倒・骨折予防
筋肉には関節の保護作用があります。日常生活で繰り返される動作(立つ・歩くなど)で生じるストレスから関節を守り、変形を予防してくれます。
筋力はバランス能力にも影響するため転倒予防になり、筋肉のボリュームは転倒時にクッションとなり衝撃から骨を守ってくれます。
- 4、「骨粗鬆症」の予防
女性は閉経後、女性ホルモン減少の影響で骨粗鬆症になりやすいですが、筋トレをすることで骨への刺激が増え、骨量のアップが見込めます。
- 5、糖尿病の予防につながる
筋肉量が増えることで、糖の消費量が増えます。また、内臓脂肪が減ることで、【インスリンの効き目】がよくなるため、糖尿病予防に効果的です。そのほか、血圧など生活習慣病予防に良いとされます。
いかがでしたでしょうか。
運動習慣がない方、特に50歳を過ぎた方にとっては、少し早い話のように感じるかもしれません。ですが、「今から意識しておく」ことこそが、これからの健康を守る第一歩です。
すでに「筋肉が落ちた気がする」「ひざが痛い」と感じている方は、要注意です。放っておくと、日常の動作や姿勢にも少しずつ影響が出てきます。早めに対策すれば、自宅でも簡単な運動で十分に改善できます。
ここではざっくりとお伝えしましたが、筋トレには本当に多くのメリットがあります。
私自身、理学療法士としてリハビリの現場にいた経験から、当店が大切にしているのは「見た目」よりも、体の機能を守ることです。
短期間で痩せるためのトレーニングではなく、自分のペースでコツコツ積み重ねながら、10年、20年先も健康で動ける体をつくっていく。そのサポートをしたいと思っています。
70歳、80歳になったとき、「体が痛い」「思うように動けない」と感じる毎日では、人生を楽しめません。もしそのとき元気に動けたら、旅行にも行けるし、好きなものを食べたり、おしゃれをしたり、もちろん、筋トレも続けられる。
そんな“自由に動ける未来”は、今の積み重ねから生まれます。
この記事を読んで、ちょっとでも「筋トレしようかな。」と思って頂けたら嬉しいです。