そもそも上記のような考え自体が間違いです。カラダを動かす際、インナーマッスルは関節を安定させるため、アウターマッスルに合わせて働いています。そこに筋トレ、ピラティスの違いはありません。筋トレでも正しくカラダを動かせばインナーマッスルは機能するため、インナー、アウターどちらも鍛えることができます。
筋トレへの誤解
筋トレへの誤解をされている方が多いため、その誤解を解いていきたいと思います。
誤解① 筋トレはムキムキになる
「筋肉がついて肩幅が広くなったり、足が太くなったりするのが嫌…」
そのような理由から筋トレを避けている女性もいます。しかし実際のところ、女性は「男性ホルモン」が少ないため、筋肉が太くなるほど付くことはありません。(太くなった原因のほとんどは体脂肪)そうは言っても、少し筋肉が付いただけでも気になる部位もありますよね。例えば肩などがそうです。当店では、お客様の希望をお聞きし、筋肉をつけたくない部位を避けてトレーニングを行いますので、心配ありません。お尻や背中、お腹などを鍛えて、筋肉量が増えてもムキムキにはなりません。むしろメリハリができて女性らしい体になります。
②筋トレは痩せない。ピラティスは痩せる
「ピラティスはインナーマッスルが鍛えられ、代謝が上がって痩せる。」また「有酸素運動で消費が高いから痩せる。」そして、「筋トレは無酸素運動だから痩せない。」たまにこのような記事をみかけます。(書いているのは大抵ピラティススタジオや広告ですが…笑)ここにも誤解があります。そもそも太るか痩せるかは消費エネルギーと摂取エネルギーの収支で決まります。つまり消費カロリーを高めるほど痩せやすくなります。
1時間あたりの消費カロリーは、ピラティスより筋トレの方が高いです。有酸素運動かどうかは関係ないのです。
また、長期的に「太りにくいカラダ」になるためにはアウターマッスルを鍛える必要があります。
インナーマッスルを鍛えると、代謝があがり(消費カロリーが増え)、太りにくいカラダになる。という情報を目にしますが、
実際はインナーマッスルは筋肉の大きさが小さいので、消費カロリーへの影響は極わずかです。アウターマッスルは大きいため、筋肉量が1kg増えることで消費カロリーは1日30〜50kcal増えると言われています。インナーマッスルが常に働き、姿勢がよくなり、代謝が上がるというのも全く根拠がありません。やはり痩せやすいカラダを作るには、「筋トレ」が必要だと言えます。
③筋トレはキツイ
「筋トレはキツい」これは人それぞれ感じ方も違いますし、トレーナーによっても違うため否定はできません。
筋肉を成長させるためには筋肉への刺激が必要なため、決して楽とは言えません。しかし、当店では初心者の方が「辛過ぎない」ための配慮を行います。体力に合わせて負荷を設定するのはもちろん、「ラストの追い込みを行わない」「休憩を長く取る」など、辛過ぎないよう工夫しています。実際に通いのお客様は「今まで続かなかったという方」「94歳と高齢な方」が何年も継続し、カラダが変わってきています。
運動初心者の方が、ピラティスを選ばれる理由に「ゆるやかに始められるから」という理由があると思います。カラダのメンテナンスや調整が目的なら、それで良いとは思いますが、筋力アップを目的とする場合、それでは不十分です。
お気付きのように「ゆるくても筋力がつく」といったそんな魔法はありません。筋力がつく条件はヒトはみんな同じです。「今の筋力を超える刺激」が必要です。
「比較的ゆるい、楽にできる」ということは、自分の今の筋力でできることなのです。つまり筋力はつかず、良くて維持ということになります。
誤解④ 体を痛める、体のバランスが悪くなる
これは間違いではなく、がむしゃらに鍛えればカラダのバランスは悪くなりますし、痛める危険性があります。ピラティスにも言えることです。
鍛えないといけない部位は人それぞれ違います。当店では、バランス良く整ったカラダを作るため、姿勢・柔軟性・筋力・バランス能力など細かくチェックし、鍛える部位を見極めていきます。トレーナーは体に詳しい理学療法士であり、体の見極めを得意としています。
また、人によっては筋力よりも柔軟性を高めることの方が重要度の高い方もいます。そのような方のために、自身で行えるストレッチの指導にも力を入れています。
いかがだったでしょうか?
運動初心者の方には筋トレがおすすめですが、ピラティスが体に良いという事実も間違いではありません。しかし時間・体力は限られています。限られた資源なのかで自分のカラダに一番必要なものを選んで頂きたいと思っています。自分には筋トレが必要だと思われた方、ぜひ一度体験を受けてみてください。ご予約お待ちしております。