筋肉減ると、どれだけ痩せてもダイエット失敗

 
みなさんはこんな経験ありませんか?
 
①短期間で体重が減ると嬉しくて、さらに頑張って痩せた。
②その後いつの間にか「前の体重」まで戻っていた。
③そしてまたダイエットを行う。
 
これ、『筋肉を減らすダイエット』をしてしまっている可能性があります。特に自己流ダイエットでは起こりやすいです。
 
「どれだけ痩せられても、筋肉を減らしてしまえばダイエットは失敗でしかないのです。」
 
これから解説していきます。
 
▪︎なぜ筋肉を減らしてはいけないのか?
▪︎筋肉を減らしてしまう原因について
 
1、なぜ筋肉を減らしてはいけないのか?
筋肉が減るとこんなデメリットがあります。
 
・代謝が落ちる
・太りやすくなる
・糖尿病など生活習慣病の危険性増
・健康寿命が縮む
・関節への負担増
・転倒リスク増
・免疫力の低下
 
せっかく痩せたのに、痩せる前より太りやすい体になるんです。恐ろしいですよね。
 
でも、実際にそんなダイエットをしてしまっている方がほとんどなんです。そして、その失敗にすら気付いていない!
 
自己流でダイエットをしていて、筋肉の減少を実感することはほとんどないでしょう。だから気付かず悪循環に陥ってしまうんです。
 
【リバウンドの悪循環】
痩せて筋肉減らす。
→前より太りやすくなり、また太る。
→同じダイエットでさらに筋肉減る
→また太る
 
こんな悪循環をずっと繰り返して、筋肉が少なく、体脂肪の多い体になってしまいます。
 
2、筋肉を減らしてしまう原因
 
では、どんなダイエットをすると筋肉を減らしてしまうのか?
 
それは「痩せるペースが速すぎる」場合です。痩せるペースが速いと、体脂肪と一緒に筋肉も減らしてしまいます。そこを理解するために、ダイエットの仕組みを知っておく必要があるので簡単に解説します
 
【ダイエットの仕組み】
ダイエットはカロリーの出入りをマイナスに傾け、その不足分を蓄えた体脂肪(脂質)が補うことで痩せるという仕組みです。
体脂肪は元々、食料がないなど緊急時のエネルギー貯蔵庫です。しかし、それは筋肉も同じです。筋肉の材料であるアミノ酸はエネルギーになるため、不足時には筋肉も分解されてしまうのです。
 
特に痩せるペースが速いと筋肉の分解は起こりやすくなります。なぜなら、1日に使える体脂肪の量は決まっているからです。(と言われている)
 
一定の不足分までは体脂肪で補えても、そこを超えたら筋肉も分解されるといった感じです。
 
例えば、
1500kcal消費して、1000kcalしか食べなかった場合、カラダは500kcal不足した状態です。
 
そして、300kcalが体脂肪を分解して補える上限だとしたら、あとの200kcal分は筋肉を分解して補う必要がでてきます。
 
1日にどれだけの体脂肪で補えるかは、人によって、体型によって変わります。当然、体脂肪が多い人ほど使える体脂肪は多いです。つまり、速いペースでダイエットをしても筋肉が分解されにくいということです。
 
速いペースで体重が減ると嬉しいですが、それは体脂肪と一緒に筋肉が減っているんです。繰り返しになりますが、どれだけ痩せても、筋肉を減らすダイエットは失敗でしかないのです。
 
実際に当店のお客様にの中にも、「月5kg痩せたい」と、その方の体型では速すぎる減量ペースを希望される方もいらっしゃいます。
 
でも、絶対にそのようなダイエットは行いません。その時は喜ばれても、長期的にみてお客様のメリットにならないからです。だから、この説明をして理解して頂き、体型に合わせてじっくりダイエットしていきます。
 
筋肉を減らさないために「どれくらいのペースで痩せれば良いのか?」「その他の注意点」についてはまた解説します。

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