ダイエット

ダイエット前から食事記録をつけるべき理由

当店ではダイエット開始前、普段の食事をあすけんに記録してもらいます。

なぜ、そんなことをするのか解説します。

理由1、普段の食べ癖を知ることができる

①栄養バランスの崩れ

あすけんは記録すると、カロリーや三代栄養素を数値で出してくれます。そのため、三代栄養素の偏り、例えば糖質・脂質過剰やタンパク質がとれていないなどが分かります。

・タンパク質を意識しているつもり実は取れていないことに気付けたり

・糖質より特に脂質が過剰だということに気付くたりします。

②どの食事で崩れるのか

また記録することでどの食事で特にバランスが崩れるのかを知ることができます。

・週末の外食でカロリー摂りすぎ
・仕事合間のお菓子類食べ過ぎ など

これらはダイエット中の食事改善に役立つのですが、『最も役に立つのはダイエット後の維持期』です。

ダイエット中はモチベーションが高いので、食事の調整がうまくいく方が多いです。

しかし、【維持期】になると体重・体型の変化もないため、ダイエット中のモチベーションを維持できない方が多いのです。

そのため、【維持期】は元の食習慣に戻ってしまいやすく、リバウンドしやすいのです。

これは、なんとか阻止しなければなりません。

この時、自分の食べ癖を理解できていれば、
・客観的に見て冷静さを取り戻せたり

・あらかじめ対策を立てておくこともできます。

理由2、自分の消費カロリーを知ることができる

体重が増減なく安定しているのであれば、普段の食事で摂取しているカロリーと、あなたの消費カロリーは釣り合っていると言えます。

消費カロリー =  摂取カロリー 【体重維持】

つまり、食事記録をつけてわかる摂取カロリーの平均が、あなたの消費カロリーなのです。

食事量が日によってムラがある方は、1週間記録し週平均をみることをおすすめします。消費カロリーが分かれば、ダイエット計画を立てやすくなります。

★「ダイエットのカロリー設定」を解説

・推定消費カロリー 1600kcalだとします。

月1kg痩せるなら-240kcal/日

→設定は1360kcal

月2kg痩せるなら -480kcal/日

1120kcal

簡単ですよね。まぁこの通り進むことは稀ですけど。

★なぜ、-240kcal/日なのか?

それは体脂肪1kgが7200kcalだからです。7200kcalのカロリー収支マイナスを作れば、体脂肪1kg減らせるわけです。

それを1ヶ月(30日)で達成しようとすると
7200÷30日 =  -240kcal

1日あたりのカロリー収支-240kcal を積み重ねて30日で、計算上は体脂肪1kg減となります。

★体脂肪1kg=7200kcal なわけ

体脂肪の80%は脂質からなります。つまり1kgあたり800gが脂質です。

そして、脂質は1gあたり9kcalあります。
800g × 9kcal =7200kcal

体脂肪1kg =7200kcal となるわけです。

最後、関係ない話しに脱線していきましたが…
ダイエット前、普段の食事を一度記録しておくことは非常に有益です。ぜひ実践してみてくださいね。

自分では気付かなかった発見があるはずです。


夜食べると太るって本当?

 

「夜食べると太る」と当たり前のように言われていますが、これは本当なんでしょうか?

 

仕事で夕飯が遅い方や、寝る前にお腹がすいてきてついつい何か食べてしまうという方は真相が気になりますよね。

 

今日は、その点について書いていきます。

 

 

1、夜食べると太ると言われる理由

大きくふたつの理由があげられます。

 

⑴夜間は運動量が少ないため、体脂肪として蓄えやすい

 

食べた後すぐに寝ると食べたエネルギーを消費しきれず、体脂肪として蓄えてしまう。という考えです。

 

そして、もう一つが

⑵「ビーマルワン」体脂肪の合成を促すタンパク質が夜間は増えるため

 

ビーマルワン聞きなれない言葉ですよね。これは体脂肪を蓄えやすくしたり、食欲増進すると言われています。

このビーマルワンが最も増える時間帯が夜10時~夜中4時ごろなんです。

 

 

これら2つの理由から、「夜食べると太る」と言う説が生まれました。

 

2、「夜食べると太る」を否定する研究

「夜遅くにたくさん食べるグループ」と「朝にたくさん食べるグループ」が一定期間、その食事を続け体脂肪の増減を調べたという研究がありますが、結果は2つのグループ間に、体脂肪の増減差はなかったそうです。(もちろん条件は揃えてあります)

 

これ以外にも、夜食べることで太るという説を覆す研究がいくつもあります。

 

 

3、結局のところは?

 

私個人の意見としては、やっぱりカロリー収支です。カロリー収支というと、消費カロリーと摂取カロリーの出入り。プラスマイナスです。

 

★消費カロリー>摂取カロリー 痩せる
▲消費カロリー<摂取カロリー 太る

 

前にもお話しましたが、体重の増減はここで決まります。

夜食べずに我慢しても、1日のカロリー収支がプラスなら、痩せることはできません。

 

反対に、1日のカロリー収支がマイナス(摂取<消費)になっているのであれば、夜中にしっかり食べても絶対に太ることはありません。たとえ夜間活動が低く、かつビーマルワンにより体脂肪がつきやすい状況にあってもです。

 

エネルギーを使い切って、むしろマイナスになるのですから、体に貯め込む分はないですよね。

 

 

4、夜食べて太るは、夜の時間帯だけを切り取ったもの

 

体脂肪は1日の中で常に増減しています。運動量の少ない夜に食べると体脂肪がつく。というのはそこの時間帯だけを切り取れば事実です。

 

しかし、1日トータルでカロリー収支がマイナスの人は、夜しっかり食べて、たとえ夜の時間帯は体脂肪プラスでも、朝か昼は軽めで体脂肪が減っている時間帯が必ずあります。

 

例えば、
朝昼 体脂肪-4 夜体脂肪+2なら 1日で体脂肪は-2 と減りますよね。説明わかりにくかったらすみません。

 

このように、1日のカロリー収支をマイナスに保てるのであれば、ダイエット中であっても夜食べることは気にしなくても大丈夫です。

 

結局「夜食べると太る」ということ以前に、もっと基礎になるカロリー収支を意識することが大切なんです。(もちろんカロリー収支だけじゃなく、その中の3大栄養素のバランスも大切)

 

ただ、夜食べて太る太らないの事実とは関係なしに、夜遅くに食べてすぐ寝ると、睡眠の質が落ちることがあるので避ける方が良いです。

 

また、夜は食欲が増して食べ過ぎてしまう危険性はありますので注意しましょう。

 

それに、仕事で夕飯が遅くなると簡単に食べられるもので済ませてしまいがちですよね。コンビニなどで、すぐ食べられるものといったら大体、炭水化物の高カロリー食。これらが身体に良くないのは間違いないですよね。

 

【結論】夜食べたからといって太るわけではないです。

だから、生活リズムでどうしても夜ご飯がしっかりになる方は、無理に夜減らす必要はありません。

 

しかし、食事バランスが崩れたり、食べ過ぎてしまう危険性が高くなるので注意しましょう。

なるべく規則正しい食事を心がけたいですね。


なぜ夜ご飯しっかりの方が良いのか?

「夜食べると太る」

 

常識のように言われていますが、そんなことはありません。

 

前回の投稿「夜食べると太るって本当?」でお話しましたが、

太るかを決めるのは1日のカロリー収支で、食べるタイミングはそれほど重要ではない。

 

 

私個人の意見ですが、以下に当てはまる方は、朝・昼食を軽めにして、夕食をしっかり食べる方が良いです。

 

1、夜は家族と同じご飯を食べる

2、夜は外食の誘いが多い

3、昼食に十分時間を取れない

 

 

【夜しっかりの方が良い理由】

 

1、夜は家族と同じご飯を食べる

家族と同じご飯を食べる方は、夜の調整が難しいからです。

 

特に育ち盛りの子供がいたり、揚げ物が好きなご主人がいると、高カロリーなメニューが並び、「自分だけ少量しか食べられない」といったことになります。

 

目の前で美味しそうなご飯を頬張る姿をみながら、我慢するのは相当なストレスです。

 

気づいたら食べ過ぎてしまっているという危険性もあります。かといって、自分だけ別メニューを作るというのもなかなか大変ですよね…

 

それなら、朝か昼食を軽めにして、夕食に比重を置く方がストレスなくダイエットができます。

 

 

2、夜は外食の誘いが多い

朝昼しっかり食べて、夜は軽めにと計算していたのに、急に外食に誘われて、しかも高カロリーな中華やイタリアン。お酒も入って食欲が暴走して食べ過ぎてしまう。

 

会社勤めの方は、こんな経験あるんじゃないでしょうか?

 

「仕事だから断れない。付き合いがあるから断れない」ということもありますよね。

それならば、あらかじめ朝・昼食を軽めにして夕食をしっかり食べる方がバランスがとりやすいです。

夜、外食で食べ過ぎたとしても、朝昼抑えている分、大崩れしにくいからです。少しオーバーしても翌日で調整すれば良いだけです。

 

 

3、昼食に十分時間を取れない

仕事が、子育てが忙しくて、昼食に時間をとれないと、簡単に食べられるものに手が出てしまいますよね。

 

菓子パン、惣菜パン、麺類、丼ものなど

 

これら簡単に食べられるものは、高脂質・高糖質なものが多いです。

 

それならば、時間のない朝昼は軽めで、

 

・ゆっくり食べられて
・昼よりも献立が健康的な夕食にしっかり食べる

方が調整はうまくいきます。

 

 

いかがだったでしょうか?
「夜食べると太る」説の呪いにかかって、食事のバランスを崩していませんか?

 

昼食べても、夜食べても100kcalは、100kcalでしかありません。

 

皆さんも自分のライフスタイルに合わせた3食のバランスを見つけてくださいね。

 

ちなみに、トレーナーである私は
朝1 : 昼3 : 夜6 ですが、体型はずっと変わりません。


ダイエット中は空腹で辛い?楽にダイエットするコツ

 
 
 
 
 
パーソナルジムでのダイエットを始める前、このような不安を持つ方も多いのではないでしょうか?

「食べるのを我慢するのは辛そう」
「食べてしまったらどうしよう」とか

 

でも、心配ありません。正しい方法で行えば、誰にでも食欲はコントロールできますし、きれいに痩せられます。

 

いまだに「ダイエット= 食欲に打ち勝ち、我慢すること」と思い込んでいる方がいますがそれは間違いです。大手パーソナルジムの厳しい食事制限や糖質制限のイメージもあるので無理もありません。

それに、自己流ダイエットしかしたことがない皆さんには「空腹に耐えるダイエット」の経験しかないと思います。

 

「食欲を抑えるコツ」を押さえたダイエットを行うと、空腹感はかなりなくなります。

 

個人差もあるため、「全くない」とは言いませんが、自己流ダイエットの時よりは間違いなく楽にダイエットできるはずです。

事実、当店ダイエットプランをご利用のお客様に聞いても、「空腹感はほとんどない」と答えられることが多いです。

 

 

ではどのような方法なのか、これから食欲についての解説と合わせてしていきます。

 

3つの食欲

人のカラダには、体重・体脂肪を維持しようとする働きがあります。この働きによって「食欲」が引き起こされます。

 

①短期の食欲

1〜2日の中での食欲で、「朝昼食べてないから、夜は食欲が旺盛」といった状態です。

 

カラダは「1日の中で摂取カロリーと消費カロリーのバランスをモニターし、マイナスに傾いていると食欲を増します。」早期に反応する食欲です。

ダイエット中は、カロリーの出入りをマイナスに傾けるので、当然この食欲は反応します。

 

→これを極力抑えるには、
必要なタンパク質、食物繊維をとることです。
タンパク質、食物繊維には強い食欲抑制作用があります。

 

大雑把な計算ですが、以下は取るようにしましょう。

・タンパク質は 体重×1.5(g)
60kgならタンパク質90g

 

・食物繊維は15〜20g

自己流ダイエットされるほとんどの方が、この分量取れていません。これらを多く含む食材は、カロリーの割にボリュームがあり、必要量取ると満腹感が得られます

 
 
それでも、食欲が強すぎる場合…
カロリーが不足しすぎているのかもしれません。食べて無さすぎ(糖質と脂質の抑えすぎ)
ダイエットのペースをゆるやかにしましょう。
 
 

なかには、「もし食べすぎてしまったら」と心配している方もいると思います。

 

しかし全く問題はありません。1日食べすぎたなら次の日で調整すれば良いのです。次の日でカバーできないくらい食べすぎたなら、2〜3日かけて調整すれば良いのです。

2〜3日オーバーしたくらいでは太りません。食べ過ぎを引きずり、その後崩れてしまうのが問題なのです。

 

 

②長期の食欲
体重・体脂肪が減った後、それを取り戻そうと現れる食欲です。

「ダイエットが終わった後、ドカ食いしてしまう」いうものです。
ダイエット後のリバウンドは気の緩みではなく、カラダの仕組みによるものなんです。

 

→これを抑えるには、ダイエットのペースが重要てす。

痩せるペースが速いほど、カラダは失った体脂肪を取り戻そうと、食欲を強くします。

この食欲を全く影響なしにはできませんが、ゆっくり痩せることで、極力抑えることができます。

あとは、最後に解説する③の食欲を抑えることがリバウンドしないために重要になります。

 

③「おいしい食べ物」のための食欲

人のカラダは昔から「おいしいもの」つまり、高脂質で高糖質な食べ物を欲するようにできています。これらはカロリーを効率的に取れ、生存に有利だからです。

 

人は「おいしい食べ物」を食べると、脳の報酬系が活発に活動し、ドーパミンという快楽物質がでます。そして「美味しいとか、幸せ」と感じるわけです。

それらは記憶され、また同じ食べ物を見つけた時、ドーパミンが出て強烈に食べたくなるという仕組みです。

 

この学習は強化されていき強くなっていきます。そして、ひどい場合「依存」を引き起こします。薬物やアルコール依存もこの仕組みによるものです。

 

定期的にチョコレートなどの甘いもの、ジャンクフードを食べたくなるのは、ドーパミンによる快楽を脳が覚えてしまい「また味わいたい」と行動を起こさせることが原因です。

 

→これを抑えるには
まずは「一定期間断ち切る」のが有効です。非常にシンプルです。

 

短期間に繰り返されることで欲求が強化されますが、反対に断ち切ることで欲求がなくなります。

実際にお客様にもよくお聞きするのですが、
ダイエットを始めたばかりは、甘いものが食べたいと思うのに、2週間以上経過するとそこまで食べたいとは思わなくなるのです。

 

これは気を張っているダイエット中のみ有効です。ダイエットが終わり、ある程度食事が自由になるとまた「おいしいもの」を食べる機会もあります。

すると記憶が蘇り、「また食べたい!」と欲求が強くなります。抑圧されていた欲求が暴走し、これが原因でリバウンドしてしまう方もいます。

 

これを防ぐには、ダイエット中から「おいしい食べ物」に関するルール、仕組みを作っておくことが重要です。

 

例えば、チョコレートを一箱全部食べてしまうなら、小袋を、しかも1袋しか買わないと決めておくなど。

 

・買い置きしない
・売り場に寄らない
・お菓子食べる前にコーヒーを飲む

など色んな対策があります。自分に合ったものをダイエット中に探していきましょう。

 

いかがだったでしょうか?

ただ食べない。我慢といった気合いのダイエットは長続きません。

「しっかり食べて、これ以上食べたいとは思わない」状態でダイエットできるのが理想です。食欲をうまくコントロールできれば、間違いなくダイエットは楽になります。

 

ぜひ、一緒に頑張りましょう。


7/31までダイエットプランがキャンペーン中です。自分1人で悩まずご相談くださいね。


今ダイエット中!月3.5kg減のお客様をご紹介

 

 

 

5月からダイエットを開始し、今現在もダイエットに励まれているお客様です。

非常に順調に痩せられているので、これからダイエットをする方の希望になるかと思いご紹介させて頂きました。

 

1、体重・体脂肪ともに

一定のペースで減っている

 

月平均3.5kgのペースで減っています。途中大きく停滞することなく順調に進みました。

日中お仕事をされているので、仕事後のトレーニングとなりますが、高いモチベーションを保たれていました。体調も崩されることなく安定していました。

 

 

2、カロリー設定

 

実際の食事としては、これくらいになります。「そんな食べられるんだ」と思われた方も多いのではないでしょうか?

実際にYさんからは「空腹感はそれほど感じなかった。」と感想をいただいています。

ここまで順調に痩せられたのは、Yさまの食事調整はもちろん、毎日継続されたウォーキングが非常に大きいです。

活動量を高く保つことで、しっかり食べながらも計画的に痩せることができます。

 

 

Yさまの努力が見事結果につながり良かったです。

ここまで順調なケースは珍しいですが、皆さんもダイエットを決心すれば、このような結果を得ることができます。

1人で悩まれている方はぜひご相談ください。きっとお力になれるはずです。


ダイエット前に知っておくべきこと

突然ですが、皆さん「正しいダイエット知識」はお持ちですか?

 

ネットは情報が多すぎて、誇張した情報や間違った情報が錯綜し、何が正しいのか皆さん判断がつかないのではないでしょうか?

 

そこで、こちらのブログでは、ダイエットを始める前に知っておくべき正しい知識をわかりやすく解説しています。すべて科学的根拠に基づくものです。

ダイエットを始めるなら、必ずこれらの正しい知識は必要です。ダイエット失敗に終わらないためにも、しっかり知識をつけてください。

 

 

7月開始のお客さま紹介

 

 

 

今ダイエット中!月3.5kg減のお客様をご紹介

 

 

ダイエット前から食事記録をつけるべき理由

 

 

 

なぜ夜ご飯しっかりの方が良いのか?

 

 

夜食べると太るって本当?

 

 

 

ダイエット中は空腹で辛い?楽なダイエットのコツ

 

 

ゆっくり痩せる以外、ダイエットに成功はない

 

 

筋肉減ると、どれだけ痩せてもダイエット失敗

 

 

月何キロ?健康的に痩せられるペース

 

 

体重減らない…焦らなくていい理由

 

 

ダイエット中体重増えた… まったく問題なし

 

 

 

筋肉がどんどん衰える食事

 

 

空腹感なしで痩せる方法

 

 

ダイエットに有酸素運動は必要?


ダイエットに有酸素運動は必要?

 

 

1、有酸素運動だけで痩せるのはかなり厳しい

 

これは前提として理解して頂きたいため、先に解説します。

理由は簡単です。有酸素運動は時間と労力がかかる割に消費カロリーを稼げないからです。

▪︎「消費>摂取」で痩せる
痩せるには、カロリーの出入りをマイナスにする必要があります。つまり、痩せるには消費カロリーを高めるか、摂取カロリーを抑えるかしかありません。

 

  【ウォーキングは1時間200〜250kcal】

これは食パン1枚分のカロリーと同等です。運動したからと少し多めに食べてしまえば帳消しになる程度です。

 

 

あなたならどちらを選びますか?どちらも月1kg痩せます。

 

①ウォーキング1時間を30日続ける(食事は今のまま)

②250kcalを調節する。例えば毎朝の食パンをやめる

 

 

②の方が現実的ではないでしょうか?

「食事は変えたくない。有酸素運動だけて痩せる」という方は、運動を増やすことで、無意識に食事量を増やしてしまう可能性が高いです。それではいつまで経っても痩せません。

 

★本気で痩せたいなら、まずは食事管理を中心にダイエットを進めるべきなのです。

 

 

2、食事管理+有酸素運動で順調に痩せる

 

ダイエットは基本的には、先述したように運動より食事管理が中心となります。運動は、筋肉を減らさないための筋トレが必須になりますが、有酸素運動は必須ではありません。

 

しかし有酸素運動が必要になる場合があります。それは日頃から運動不足の方です。

 

【有酸素運動必要な人】
・デスクワークでほとんど座っている。
・家事をする以外は座って過ごす。

と言った方は、有酸素運動が必要です。

 

消費カロリーは基礎代謝と活動代謝からなります。
日頃から運動不足という方は、活動代謝が極端に低いため、1日の消費カロリーが低くなります。

基礎代謝1000kcal + 活動代謝300kcal
=1日の消費が1300kcalといったようにです。

 

そして、その状態でダイエットするとなると、必然的にカロリー調整は1300kcal以下に設定する必要があります。

 

・月1kg減というゆったりペースのダイエットで1050kcal
・月1.5kg減なら950kcalに抑える必要があります。

このように、食事を減らさないといけない状況に陥り、どうしても無理がでてしまうのです。

 

そのため、日頃から運動不足で消費カロリーが低すぎる方には、有酸素運動で消費カロリーを高め、その分、カロリー設定を上げて、しっかり食べながらダイエットしてもらうのが理想です。

 

 

 

【運動量を増やし、しっかり食べる方が痩せやすい】

 

「カロリー収支はどちらも-300kcal」でも…

▪︎Aさん 消費が1300kcalで、摂取が1000kcal
▪︎Bさん  消費が1600kcalで、摂取が1300kcal

 

 

痩せるペースは基本的には、カロリー収支のマイナス幅で決まります。
Aさん、Bさんはどちらもカロリー収支のマイナス幅は-300kcalなので、カロリー計算上は同じペースのはずですが、この場合Bさんの方が順調に痩せると思われます。

 

あまり動かずあまり食べないより、しっかり動き、しっかり食べる方が痩せるのです。

 

 

 

3、ダイエット中の有酸素運動よりも、日頃から運動量を高める工夫を

 

ダイエット中はモチベーションが高いため、ウォーキングなどの有酸素運動も継続できます。

しかし、ダイエットが終わって体型維持の時期に入るとダイエットの時期よりモチベーションは下がるため、有酸素運動を続けられなくなるケースが多いです。やめてしまえば前の運動量まで低下し、リバウンドする危険性も高くなります。

だからこそ、ウォーキングやジョギングのように時間をとって、意識的に行う運動だけではなく、日常生活の中で自然と消費カロリーを高められる工夫をして頂きたいのです。

 

【日常の中で消費カロリーを高める】

・ひと駅前から歩く
・必ず階段を使う
・タクシー、自転車は使わない

・掃除や調理など立ち仕事を増やす。お掃除ロボや中食に頼らない
・宅配ではなく、買い物には歩いて行く

 

これらの行動が習慣になるようダイエット中から実践してみてください。痩せた後もリバウンドしにくくなります。


筋肉がどんどん衰える食事

 
ダイエット中は「豆腐や野菜ばかり」食べている。 
こんな食事していませんか?
 
たしかに低カロリーなので痩せるとは思います。でも、問題があります。ダイエット中は、筋肉を極力減らさず、体脂肪だけを減らす必要があります。しかし、上記のような食事では筋肉を減らしてしまいます。
 
では、なぜ筋肉を減らしてしまうのか?
原因は、主に2つ考えられます。
 
1、「痩せるペース」が早すぎる
  =摂取カロリーを抑えすぎている
 
野菜や豆腐など低カロリーな食事ばかりで、摂取カロリーを抑えすぎているということです。これでは筋肉を減らしてしまいます。
こちらは以前の投稿で解説したのでそちらをご参考に。
 
2、タンパク質摂取が少ない
 
ダイエットは、カラダのエネルギー不足をつくることで、その不足を補うために体脂肪が分解され、痩せていくという仕組みです。
 
この時、筋肉も同じように分解されてしまいます。筋肉の材料であるアミノ酸もカラダにとっては同じエネルギー源だからです。
 
しかし、タンパク質を含む食材をしっかり食べると(アミノ酸として吸収される)、血液中がアミノ酸で満たされた状態となります。
 
血中のアミノ酸濃度が高くなると、ダイエット中であっても筋肉の分解を抑えることができます。アミノ酸がすでに血液中に流れているのであれば筋肉を分解する必要はありませんからね。
 
このようにタンパク質をしっかり摂ることで、筋肉を減らさないダイエットができます。反対に不足させることで体脂肪と一緒に筋肉を減らしてしまうわけです。
 
「いやタンパク質の重要性は知ってるよ。」とか「意識してとってる」と思われた方もいるかもしれません。
 
でも、個人の経験上、自己流ダイエットをした方の8割以上がタンパク質を不足させています。取っているつもりが、実際はそれほど取れていないのです。
 
改善するためには、まず以下が重要です。
 
①自分の必要量を知る
②普段食べているものにどれくらい含まれているか知る
 
①自分の必要量
ダイエット中は特にタンパク質量が必要になります。
 
▪︎ざっくり計算で
体重× 1.5(g)
50kgの方なら、75gは取りましょう。
 
▪︎ちゃんと計算するなら
除脂肪体重(体脂肪以外の重さ)× 2〜2.5(g)
 
50kg 体脂肪25%の方なら
50×0.75=37.5  除脂肪体重は37.5kg 
37.5×2〜2.5 = 75〜93g 必要ということになります。
 
②普段食べているものにどれだけタンパク質が含まれているか?
 
必要量75gというと、肉魚を75g取れば良いという話しではもちろんありません。高タンパクな肉魚でも、タンパク質は全体量の20%です。
 
タンパク質がとりやすい食材です。参考にしてみてください。
 
 【食材】  【タンパク質量】
・肉魚(100g)  20〜25g 
・タコ、イカなど魚介類 16〜18g
 
・豆腐(100g)  5〜7g
・納豆1P  7g
・卵1個     7g
 
・牛乳 (100ml)  5g
・ヨーグルト    5g
・ギリシャヨーグル 10g
 
標準体型の女性でも、ダイエット中かなりのタンパク質が必要になります。豆腐や納豆、卵だけでは必要量は補えないのが分かると思います。
 
まずは自分の必要量、そして、実際どれくらい取れているかチェックするところから始めてみてください。
 
タンパク質を不足させたままダイエットを進めても体重は減ります。しかし、筋肉も減らして体重を減らしたところで100%良い結果にはつながりません。
 
みなさんにはリバウンドしたり、不健康になったりしてほしくないので、タンパク質摂取に注意してみてくださいね。
 

ダイエット中体重増えた… まったく問題なし

 
ダイエット中の外食。「えっ、体重増えた⁈」
 
ダイエット中のあるあるなんですが、これからお話しする内容のどこが悪いのか皆さんは分かりますか?
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
Aさんはダイエットを始めて1カ月。順調に体重が減り、ひとまず目標としていた2kg減を達成。
 
そんな時に、友人から外食の誘いが…
ダイエット中、外食は控えていたけど、ダイエットはうまく行っているし、自分へのご褒美として外食することに。
 
夜にイタリアンに行き、ダイエット中は食べられなかったピザやパスタ、お酒を楽しんだ。
 
そして、機嫌良く帰って就寝。
翌朝、いつものように体重を測ると…
 
「嘘でしょ⁈  2kgも増えてる‼︎」
 
「せっかくダイエット頑張ったのに、外食で台無し。 1カ月の頑張りはなんだったの…」
 
とやる気をなくしてしまい、ストレスから暴食してしまいダイエットは終了。
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
いかがですか?みなさんは何が悪いか分かりましたか?
中には同じ経験をしたことがある方もいるかもしれませんね。
 
もちろん外食したこと、パスタやお酒を飲んだことではありません。
 
答えは、
体重が増えたことで、【太ってしまったと勘違いしダイエットをやめてしまったこと】です。
 
あとで詳しく解説しますが、Aさんの体重は増えましたが、体脂肪が一気に増えたわけではないのです。
 
そして、ダイエットの目的は体脂肪を減らすことであって、体重を減らすことではないということを頭に入れて読み進めて下さい。
 
それでは、一つずつ解説していきます。
 
1、なぜ体重が増えてしまったのか?
 
主に3つの要因があります。
 
①胃腸内の内容物(食べた物)
②高塩分食によるむくみ
③グリコーゲン貯蔵による水分量UP
 
①②は説明するまでもないので、③について解説します。
 
【グリコーゲン貯蔵による水分量UP】
 
▪︎筋肉は、糖質をグリコーゲンという形に変えて貯蔵しています。運動する際は、すぐ使えるエネルギーとしてこれを利用します。個人差はありますが肝臓で100g、筋肉には300g、合わせて400gのグリコーゲンが貯蔵されています。
 
▪︎ダイエット中は糖質の摂取量が減るため、筋肉内のグリコーゲンは枯渇した状態となります。
 
▪︎枯渇した状態で、糖質をたくさん含む食べ物を食べると、グリコーゲンは再び貯蔵されます。
 
そして、ここがポイントなのですが、
▪︎グリコーゲンには3〜4倍の水分を引き付ける特性があります。つまり、400gのグリコーゲンに対して、1200〜1600gの水分が結合することになります。合わせて2kgです。
 
ダイエット中のグリコーゲン貯蔵量がゼロではないにしても、かなりのグリコーゲンが再貯蔵されるので、水分の重さと合わせて、体重が1〜2kg増えるのは普通のことです。なんら不思議ではありません。
 
これが、体重増加の仕組みです。
 
2、体脂肪はすぐには増えない
 
「体重が増えた=太った」と早々に判断してしまう方が多いですが、そうではありません。
 
そもそも体脂肪はすぐには増えません。体脂肪1kg(1000g)の構成を考えると分かります。
 
▪︎体脂肪は80%の脂質と、残り20%の水分・細胞等からなります。
 
▪︎体脂肪1kgあたり、800gの脂質を含むことになります。脂質は1g=9kcalです。800gの脂質をカロリー計算すると
 
800×9=7200kcal
体脂肪1kg=7200kcalとなるのです。体脂肪を1kg増やすには7200kcalもプラスで摂る必要があります。
 
これは1日でオーバーできるカロリー量ではありません。
 
【例】1日の消費カロリー1500kcalの女性(平均的)が3000kcalの過食をしたとして、1日1500kcalプラスです。
 
毎日3000kcalの過食を5日連続で行って、
1500×5日=7500kcalプラス
 
やっと体脂肪1kg増です。1回くらいの外食、1日の食べ過ぎ程度では、体脂肪はすぐには増えないので安心してください。
 
最後まで読んで頂きありがとうございます。
 
いかがだったでしょうか?
こちらの内容をご理解頂くと、「心にゆとり」を持ってダイエットに臨めるのではないでしょうか。
 
たまになら外食しても、甘い物食べても良いのです。そんなすぐには太りませんので。
 
そして、毎日の体重変化に一喜一憂するのはやめましょう!体内水分量など様々な要因で、測るたびに上下する体重にこだわる意味はありません。
 
ぜひ、心にゆとりを持ってダイエットにチャレンジしてみてくださいね。

体重減らない…焦らなくていい理由

 
「ダイエットしているのに思うように体重が減らない…」こんな経験みなさんはありますか?
 
これってストレスですよね。
 
・焦ってさらに食事を減らしてしまったり
・イライラして暴食してしまったり、
・落ち込んで、途中で諦めてしまったり
 
↑こんな風になってしまう方も多いと思います。
 
お客様のダイエット中にもよくあるのですが、体重が減らない場合、2つのケースがあります。
 
1、すぐ対処しないといけないケース
2、じっくり耐えないといけないケース
それでは、解説していきます。
 
①予想より食べすぎているor 消費していない
 
ダイエットしているつもりが、消費カロリー>摂取カロリーになっていないため痩せないケースです。
 
原因は簡単で「思ったより食べ過ぎている」or「消費できていない」のどちらか、もしくは両方なので、すぐにダイエットプランの見直しが必要になります。
 
重要なのは次です。大体の方がこちらに当てはまります。
 
②まだ体重に反映されてない
 
消費カロリー > 摂取カロリーが成立し、順調に体脂肪が減っているが、体重に現れていないケースです。
 
体重は水分量や、胃腸内の食べ物、便量に大きく影響されます。むくみや便秘で2〜3kg増えることもざらにあります。当然ですが、測定前に200gの水を飲めば、200g体重は増えます。
 
ちなみに、月2kgペースでダイエットをするなら、1日で減らせる体脂肪の重さは60gほどです。体重に反映されないのも当然ですよね。
 
このようにダイエット効果が体重に反映されるのには時間がかかるのです。これらの影響は、特に女性によくみられ、お客様の中には2週〜1ヶ月体重がずっと減らず、その後急に減るケースもありました。
 
ここを知らずに、体脂肪が順調に減っているのにも関わらず、体重が減らないことに苛立ち、「私は痩せない体質なんだ…」とダイエットを途中で諦めてしまう人が多いのです。非常にもったいない。
 
そして、これが「自分は痩せない」とか「停滞期」という思い込みを作っています。
 
大体の消費カロリーを把握し、それ以下のカロリーで食事管理を行えば誰にでも痩せられるのです
 
だから、「大丈夫‼︎順調に体脂肪は減っている!」と自分に言い聞かせ、じっくり耐えながらダイエットしましょうね。
 
 
 
 
 
 
 

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