案内・お知らせ

「プロテインってやっぱり飲んだ方が良いんですか?」食事アドバイス事例紹介

【ご相談内容】
「プロテインは飲んだ方が良いですか?」これは本当に多いご質問ですね。
 
ということで説明していきます。
 
 
筋肉をつけるにはプロテインを飲まないといけない
 
そう考えている方もいるようですが、そんなことはありません。
 
栄養補助として取るものなので、食材から十分取れていれば絶対必要という訳ではありません。
 
そして「飲んだら筋肉がつく。」というような魔法の粉でもありません。本当にただのタンパク質なので勘違いされないようにご注意を。
 
 
 
それでも、やはり飲んだ方が良い場合が多いのは確かです。
 
では、どのような場合は飲んだ方が良いのでしょうか?
 
飲んだ方が良い場合
1、タンパク質が食材から十分取れない
◾︎少食な方
「肉をそんなに食べられないよ」
 
◾︎時間的な都合でしっかり食べられない方
「昼は仕事が忙しくてコンビニで済ませちゃう」
 
◾︎毎食の調理が面倒な方
「朝、昼は作るの面倒だから簡単に」と炭水化物に偏る
 
外出先でも、朝ごはんにも、調理不要でさらっと飲めて高タンパク質を補給できる。

2、カロリーを制限していて、余分な栄養素を取らず、タンパク質だけをとりたい

 
◾︎プロテインは、タンパク質だけを効率的に取れるから、無駄なカロリー摂取を抑えられる。
 
肉、魚、卵など高タンパクな食材を選んでも、必ず脂質も含まれており、カロリーはそれなりに取ることになります。
 
タンパク質が目標量に足りない時に、カロリーを抑えながら、タンパク質を微調整できるのは大きなメリットになります。
 
 
例えば、目標の違う二人の女性がいたとします。
 
Yさま  
目標: 筋肉を増やしたい  (減量しない)
 
減量はせず、カロリー制限をする必要がないため、本人がしっかり食べられるようであればプロテインを飲む必要はありません。
 
 
Zさま
目標: キレイに痩せたい(減量したい)
 
減量のためのカロリー制限があり、カロリー範囲内でタンパク質を効率的に取る必要があります。プロテインを取り入れることで楽に管理できるようになります。
※もちろんカロリー制限の程度によりますが。
 
 
★どちらにも共通しているのは、タンパク質をしっかり取る必要があること。
 
・筋肉を増やすためには、筋肉の材料となる高タンパク質が必要。
 
・減量時は、筋肉が減らないよう(分解を防ぐため)に高タンパク質が必要
 
 
【最後に】
トレーナーである私の意見としては…
 
 
「やっぱりプロテインを飲むのがオススメ!」飲んだ方がボディメイクが上手くいきます。
 
特に女性は、男性と比べ普段の食べる量も違いタンパク質が不足している方がほとんどです。
 
 
[オススメする理由]
先述してきたメリット以外に
 
食材から取るより胃腸に負担をかけない
プロテインはすでに細かく分解された状態だから
 
いつでも飲めて、間食予防に効果的
ホエイプロテインは満腹感を高めるから
 
コスト的にかなりお得
食材で取るより、コスパは圧倒的に良い
 

疲れやすさは体力の衰え?潜む鉄分不足の不調【食事アドバイス事例紹介】

◾︎疲れやすい、息切れしやすい

◾︎頭がぼーっとする。気分が落ち込みがち

こんなお悩みがある方にオススメの記事です。

 

 

Aさんのお悩み:

疲れやすい。すぐ息切れがする。

Aさんは初回の問診で

「体力がなさ過ぎて、すぐ疲れてしまうんですよ。」

 

と話され、お悩みのひとつである疲れやすさは体力低下が原因とご本人さまは考えておられました。

 

そして、少しでも体力がアップすればと、軽めのランニングなど有酸素運動も週に数回行なっておられました。

でも、体の疲れやすさは大して変わらず、かなりキツイ中頑張っておられたそうです。

 

年齢がまだお若いことから、そこまで体力(心肺機能)が落ちているとも考えにくく、血液検査についてお聞きしたところ

「結構前に受けた検査ですが、貧血は無いと思います。ヘモグロビン?は正常だったと思います」との返答でした。

しかし、鉄不足から来る貧血はヘモグロビンの数値だけでは、実は判断できないんです。

鉄分が不足で起こる【鉄欠乏性貧血】

★これは、ヘモグロビンフェリチンの両方をみる必要があります。

※フェリチン
体内で鉄分を貯蔵しているタンパク質

◾︎まず、ヘモグロビンの数値が低い時点で、貧血はなかなか重症です。治療してもらいましょう。

 

「私はヘモグロビンは正常だから大丈夫!」じゃないんです…

◾︎潜在性鉄不足といって、ヘモグロビンは正常値でも、体内に貯蔵している鉄分(フェリチン)が不足している場合があります。

そして、潜在性鉄不足は有経女性にかなりの割合でみられます。

 

Aさんは潜在性鉄不足の可能性がありました。残念ながらフェリチンの数値は知り得ませんでしたが…

ここで、詳しく説明すると、

「鉄分の主な使われ方」としては以下のものがあります。

①血液成分であるヘモグロビンの材料
→ヘモグロビンには各組織に酸素を運搬する役割があり、

不足することで「疲れやすかったり、息切れがしたり」します。Aさんはまさにそうですね。

②神経伝達物質の合成
心を安定させてくれる神経伝達物質の合成に使われます。ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンなど

やる気→ノルアドレナリン
快楽、達成感→ドーパミン
幸福感→セロトニン

鉄分が不足しこれらの合成が減ることで、

頭がぼーっとし、やる気が出なかったり、うつなど心が不安定になることがあります。

※鉄分とメンタルとの関係についてはまた詳しく記事にします。

Aさんの食事アドバイス開始時に、普段の食事内容を数日分見せて頂きました。

 

すると、炭水化物と脂質に偏り、明らかに動物性のタンパク質が少なく、鉄分とタンパク質が不足状態でした。

 

Aさんの疲れやすさや息切れの原因は、体力低下よりも、鉄不足からくる貧血によるものの可能性が高いと判断し、肉・魚類をしっかり食べるようアドバイスを行いました。

Aさんはアドバイスを守り、たんぱく質と鉄分の摂取量が増え、食事内容に改善が見られました。

すると、2ヶ月経過する頃には、息切れや疲れやすさがほとんど気にならないほど改善が見られました。

→食事内容の改善+トレーニングによる体力アップで疲れにくい体になりました。

 

ちなみに、アドバイスを行なった際に、Aさんより頂いた質問です。

回答を詳しく書くと

鉄分は、ヘム鉄と非ヘム鉄に分けられます。

 

ヘム鉄: 動物性たんぱく質の食材に含まれる鉄分

非ヘム鉄: 野菜などに含まれる鉄分

 

そして、ヘム鉄をとることを強くオススメします。

→その理由は、吸収率がヘム鉄の方が圧倒的に良いからです。

Aさんのように、女性で意識的にほうれん草や小松菜を食べておられる方もいると思いますが…

 

それよりも肉・魚・卵に含まれるヘム鉄の方が吸収率が良いため、貧血改善に効率が良いです。

 

もちろん貧血だけではなく、ボディメイクや髪・肌にも良いのでメリットが多いです。

【ヘム鉄を多く含む食材】
牛肉、レバー、カツオ・マグロなど

赤身の肉、魚に多いほか、鉄分は内臓に多く含まれるため、内臓ごと食べる貝類に多い。

意外でしたがあさりもすごい良いです!
あさり缶を利用するのも良いかもしれません。

 


「鶏むねばかりで、脂質不足してませんか?」食アドバイス事例紹介

今回は、お客様からのご相談ではなく、こちらからのアドバイス例をご紹介します。

 
Cさまへのアドバイス
「もう少し食事に油を取り入れ、脂質を増やしましょう。」
 
 
問題点:
脂質の摂取量が少なすぎる。脂質が不足しすぎると体調不調を引き起こす可能性がある。
 
ちなみに…
★厚生労働省が定めた「日本人の食事摂取基準」では、脂質はカロリー全体の20〜30%を目標量とする。
 
普通に食事をする分には、脂質は摂りすぎることはあっても、不足することはほぼありません。
 
ただ食事制限中は、カロリーを抑えようとしたり、健康的な食事を意識しすぎるあまり、脂質が不足することがあります。
 
 
解説:
「脂質1gあたり9kcal
糖質・タンパク質1gあたり4kcal」
 
→脂質は1gあたりのカロリーが高いため、脂質を取らない方がカロリーを調整しやすく、つい抑えすぎてしまう。
 
 
でも、脂質にはいろいろな役割があり、中でも重要な役割として、「ホルモンバランスを保つ」ことがあります。
 
不足しすぎることで、女性ホルモンのバランスが崩れ生理不順に繋がったりします。
 
これは、女性にとって美容面、そしてダイエットでもデメリットとなります。
どれくらいの脂質を取るべきか…?
目安は体重×1.0g前後ほどをオススメしています。
 
※厚生省の脂質の基準は、摂取目安カロリー(女性で2000kcal前後)の20〜30%で、食事制限中の目安には当てはまりません。
 
神経質にきっちり取る必要はありません。体重50kgで45g〜という感じです。大体の目安でOK。

具体的アドバイス:

 
①鶏胸肉やササミに偏らず、牛肉・豚肉・卵、良質な脂がとれる魚を食べる。
 
→ダイエットというと、「低脂質の鶏胸肉やササミを食べる」というイメージを持った方が意外と多いですが、
 
ほかの肉類や魚類を入れることでタンパク質・脂質をバランスよく取ることができます。
 
中でも青魚はDHA、EPAが多く積極的に摂りたい食材です。
 
 
 
主に①を意識するだけで大体改善できますが、それでも足りない時は、以下を試してみてください。
 
②スープにオリーブオイル(調理過程に使うのもOK)
 
③サラダドレッシングにアマニ油、エゴマ油を混ぜる。
 
④ナッツ(アーモンドとくるみ)を間食に
 
 
アドバイス後、脂質摂取量はまだ不足することがありますが、以前よりだいぶ改善しました。
 
摂り方が難しいと感じる方が多いようですね。調理も踏まえ、カロリー内で摂りやすい方法を検討していき、また記事にします。

【食欲が抑えられない…】食アドバイス事例紹介

今日は、食事管理を始めて2週間ほど経過したときに頂いたご相談を紹介します。

 

Cさまはこちらのアドバイスをきっちり守られ、少し頑張りすぎるところがありました。

 

というのも当初設定していたカロリーを下回ることも時々あったからです。

 

Cさまのお悩み:
食欲が抑えられない。

 

問題点:

「ダイエット中だし、食べてはいけない。」という意識が強く、ストレスが溜まっている。

 

解説:
過度なストレスはボディメイクの敵です。
ストレスが溜まると、ストレスホルモンと言われる「コルチゾール」が分泌されます。

コルチゾールには、筋肉を分解する働きがあるため、筋肉量を減らしてしまう恐れがあります。そのため、ボディメイクを目的とした場合、なるべくストレスを避けたいです。

 

特に女性は、女性ホルモンの影響により、周期的に食欲が強くなることがあるため、食欲とうまく付き合っていく必要があります。

解決策:  答えは至ってシンプルで、「間食を行う」ことです。

制限の範囲内で間食を行うことはOKです!間食に選ぶ食品によっては筋肉の分解を抑えるなどの良い面もあります。

 

◆食欲抑制作用のある食品を利用して、間食を行う

【おすすめの間食】
・ナッツ類(アーモンドやくるみ)
→良質な脂質を含み食欲を抑えてくれます。

・ギリシャヨーグルト

・キウイなど少量の果物

・無糖コーヒー

カフェインには食欲抑制作用があります。

このような食品が並んでいると、

「やっぱり甘いものは食べられないんだ…」と思われるかもしれませんが、そういうわけではありません。目標にもよりますが食べることも可能です。

 

あと、ホエイプロテインもおすすめです。

「ホエイには食欲抑制作用がある」という研究があり、実際飲んでみると分かるのですが、お腹にズッシリくるので食欲は抑えられます。

 

◆睡眠をしっかり取る
一見関係なさそうですが、「睡眠不足では、食欲を抑える働きをするホルモンの分泌が少なくなる。(=食欲が抑えにくくなる)といった研究や、

 

「睡眠不足と肥満の関連性を指摘した研究」があります。

Cさまの場合、夜寝る時間が遅く睡眠時間は日によってムラがあり、十分とは言えない状態でした。

これが、どれほど食欲に影響を与えているかは定かではありませんが、睡眠の質を高めて、しっかり眠ることはホルモンバランスを整えダイエットの成功にも影響してきます。

 

結果:

間食を始めてからは、開始時のような強い食欲に襲われることはなくなり、気持ちにゆとりができ、ダイエット中の食事もある程度楽しめるようになったと話されていました。


【どうしても糖質を摂りすぎてしまいます…】食アドバイス事例紹介

 
Bさまのお悩み:

どうしても糖質が多くなってしまう

 

こちらのお悩みから、勘違いされないよう先にお話ししておくと

 

闇雲に、「糖質を摂ってはいけない」と言っているのではありません。

 

「三大栄養素のバランスが崩れてしまうため、糖質の調整が必要」という話しを、ここではしています。

 
大手ジムが行なっているようなスーパー糖質制限は、当店では行なっていません。
だからといって、カロリー内だったら炭水化物をいくら食べても良いというわけでもありません。
※炭水化物=糖質+食物繊維
 
 

摂取カロリー内の三大栄養素のバランス(タンパク質・脂質・糖質)が大切になります。

 

痩せる目的があり、カロリーの上限が決まっている以上、糖質の摂取量が多い状態だと、

カロリー内に抑えるためには、ほかの栄養素(タンパク質・脂質)を減らさざるを得ない

 

もしくは、②カロリーの上限を超えて、タンパク質など他の栄養素を必要量摂る。(ボディメイクをする上でタンパク質は絶対必要なので。)①か②しかなくなります。

 

繰り返しになりますが、
「糖質を摂ってはいけない」のではなく、「三大栄養素のバランスが大切」なんです。

 

ここでBさまのお悩みに戻ります。※実際のやり取りです。

 

問題点:

特に忙しい時に、簡単に食べられる炭水化物に偏ってしまっていたこと。

 
解説:
子供の世話が忙しい朝食に、炭水化物を摂りすぎる傾向がみられました。

(食パン・菓子パンだけなど)

 

解決策: そこで提案したのは、2つ。

①メインおかずをしっかり食べて、1日のうち1食は主食を抜くようにする。
※これは目標によります。Bさんの場合はこの方法になりました。
 
タンパク質・脂質を含むメインをしっかり食べることで、主食なしでも満足感が得られます。
 
 
②忙しい時にサッと食べられ、しかも高タンパクなメニューを作り置きしておく。
 
朝の主食を抜くとしても、
「メインを調理してる時間なんてないよ。」という方がほとんどだと思います。
 
そこで、日持ちするメニューの作り置きが役立ちます。
 
 
【忙しい朝におすすめ】
◆スープ  
肉類、魚類、卵、きのこ類、葉物野菜などをたくさん入れて何日かで食べる。
 
◆ゆでササミ、ゆで卵、鶏ハム(こちらも数日は保存可能)
ささみはサラダと食べたり、鶏ハムはそのままでも美味しいです。
 
◆ギリシャヨーグルト、プロテイン
などです。
 
結果:
Bさまの場合、このように作り置きをうまく活用することで、朝食が改善され食事の調整がだいぶ楽になりました。
 
 
【重要】
糖質はその種類や取り方によっては、
血糖値の急上昇からの急降下を招き、
・眠気
・食べた後すぐに空腹
・動脈硬化から心血管疾患のリスク
 
に繋がりますので、朝菓子パンだけ。というような取り方には気をつけたいですね。
→先に食物繊維を含むサラダやタンパク質を摂ることで血糖値の上昇は緩やかになります。
 
なんとなく身体に良さそうな、グラノーラには気をつけて下さいね。結構糖質が多いです。

 


【体重が思ったより落ちない…】食アドバイス事例紹介

こちらでは今まであった食事アドバイスの事例をご紹介します。
 
問題点と解決手段を解説していますので、みなさんのダイエットの参考にして頂ければ嬉しいです!
 
 
食事アドバイス例をご紹介する前に少し説明を
 
◾︎当店の食事管理は、あすけんに記録するのですが、その際こちらから栄養素を設定をします。
 
お客様の目標に合わせ、摂取カロリー・三大栄養素の数値を決め、その範囲内で食事します。
 
「カロリー、タンパク質をこれくらい取ってくださいね」というやつです。
 
 
自分で食べたものを日々記録していると、食べ物の栄養素が自然と数値で把握できるようになります。
「あ〜昼ご飯でタンパク質」
 
高い食事管理能力が身につきます。
記録は少し面倒ではありますが、トレーナーに任せきりで、なんとなく食事制限をするより、後々役に立ちます。
 
 
「数値内で食事を…」というとカロリーを計算したりと、難しそうに聞こえますが、お客様はとりあえず食べた記録をつけるだけです。
トレーナーが、食材を置き換えるなどの提案をし、それを繰り返していくことでうまく管理できるようになっていきますのでご安心を。
 
 
 
前置きが長くなってしまいました。
それではご紹介します!
 
Aさまの悩み:   
開始時の予定より、体重が落ちてこない。
 
◾︎予定通りに行かないことは多々あります!とは言っても、頑張っているのに体重が落ちないのは辛いですよね。
 
 
Aさまの場合、どこに問題があったのか?
A様に掲載許可を頂きましたので、実際のやり取りを見て解説していきます。
 
 
問題点:
活動量がかなり低い状態。忙しくて運動時間も取れない。
 
解説:
消費カロリーが最初の予想より低いため、摂取カロリー・栄養バランスは守れていたにも関わらず体重の減りが遅かった。
 
 
解決策:
摂取カロリーに余裕があったため、三大栄養素のバランスに気をつけながら、摂取カロリーの設定を少し落とすことにしました。もちろん、できるだけ活動量を増やすことも大切です。 
 
→その後、Aさまの体重はおおよそ予定通り順調に落ちていきました。
 
"余計な体脂肪を落としダイエットするには、カロリー収支をマイナスに傾ける必要があります。
つまり、①摂取カロリーを抑えるか
②消費カロリーを増やす。の2択です。"
 
ちなみに、消費カロリーは、個人の活動量に合わせて5段階で評価し、1.3〜2.0までの係数を、基礎代謝にかけたものを目安に使います。
【基礎代謝×活動レベル(1.3〜2.0)=消費カロリー】
 
 
 
Aさまの例は最初に「消費カロリーを多く見積もってしまった」というパターンです。
活動レベルを高めに判断してしまい、実際は自分が思っているより、消費できていなかった。ということになります。
 
この例は、最初に設定した数値は、あくまで目安でしかないということを教えてくれます。
 
なぜなら、

①正確な基礎代謝、活動代謝は知る方法がありません。割とざっくりしたものです。

②食事で摂っている栄養素も目安であって、正確な数値ではありません。

鶏胸肉にしても、鮭にしても同じ食材なら100g中のカロリー、タンパク質がすべて同じなんてことはあり得ないですよね。100%個体差があります。

 

そんなざっくりしたものでも、やっぱり設定が必要なのは、最初に決めた栄養素の数値で、一定期間試し、体重の増減で修正するためです。

 
設定がないと、「なーんとなく痩せないから、もうちょっと食事を減らそう」という感じになります。曖昧の極みです。
それでは、パーソナルにいく意味がありません。
 
測定→修正→実践→測定→また修正の繰り返しです。
 
 
ここで鋭い人なら、「それなら最初からキツめに設定したらいいんじゃない?」と思うかもしれません。
 
確かに場合によっては言えてます。
キツめの制限を設定すると、筋肉量が落ちるリスクが高くなります。(=太りやすい体質に)
それは避けて、できるだけ筋肉量を落とさず、引き締め効果を得るためには、微妙な修正が必要になります。
 
ある程度キツめの設定でも筋肉量を保てるのは、体脂肪が多いいわゆる肥満体型の方です。
これに関しては、別の記事を参考に!
 
 
ということで今日はここで終わります!

 

 
 

【モニター募集】2ヶ月集中フルサポートプラン

2ヶ月集中フルサポートプラン

【モニター募集】のお知らせ
身体の引き締め+α(体力アップ、ひざ・腰痛改善など)をご希望の女性モニターを募集しております。

◾︎入会金無料
¥11000  →¥0

◾︎プラン料金の半額
¥136000  →  ¥68000

◾︎募集人数   限定3名さま

◾︎内容   
①プラン開始前後の全身写真と測定結果、

トレーニング中の写真もしくは動画をホームページ・SNSに掲載させて頂きます。(顔出しあり)

※顔出しなしをご希望の場合は、プラン料金を30%OFFでご対応させて頂きます。

 
※お客様の状態(痩せすぎている、痛みが強い、高血圧など)によっては、モニターをお断りさせていただく場合がございます。
 
◾︎急激に体重を落とすような不健康なダイエットは行なっておりません。
 
ちなみに現在、モニターを受けて頂いているお客様の体重変化です。開始時の目標通り、順調に経過しています。
 
お客様の健康状態、体型によっては、もう少し早いペースで減量を進めることもあります。
 
 
 

【重要】ダイエット中、体重に振り回されない!!

おはようございます。
グレイスフルのパーソナルトレーナー金物谷です。
 
 
 
今日は、ダイエットによくある失敗例の1つをご紹介し、説明していきます。
 
1日の体重の変化に一喜一憂してしまう
 
ダイエット開始時は、食事を変えることで炭水化物や塩分が抑えられることが多いです。(塩分はアドバイスしていなくても、一緒に減ることが多い。)
 
ともに水分を引きつける働きがあるため、減らすことで体内の水分量が減り、体重がスッと落ちます。
 
 
ダイエットを始めてすぐに体重が減るので「頑張りが結果にでている。」とモチベーションが上がります。
そして、続けているとこの調子で体重が落ちていくと思ってしまう人が多いです。
 
でも、実際は体脂肪ではなく水分が減っただけなので、しばらくすると体重の減りは緩やかになります。
 
※体脂肪は変わっていないので、普段の食事にすると水分も戻りすぐに体重が戻ります。この体重の変化は意味がないですよね。
 
この変化に、停滞したと思い込んでしまいます。停滞ではなく本来のペースであるにも関わらずです。
 
当初のペースで順調にダイエットを続けられているのにこんなことで、モチベーションが下がってしまい、やめてしまうのは勿体ないですよね。
 
体脂肪はそんな短期間で減りません。
前にお話させて頂いたように、1日に燃焼できる体脂肪量は決まっているからです。
 
毎日体重を測ってその数値に振り回されるのはやめましょう!
 
たまに毎日測りましょう!と勧めている人もいますが、当店では1週間に1回も測れば十分だと考えています。

ダイエットしたい人・高齢者は積極的に摂るべき「ビタミンD」

こんにちは。
大阪市阿倍野区にあるパーソナルジム
グレイスフル帝塚山トレーナーの金物谷です。
今日もビタミンについて書いていきます。

カルシウムの吸収を高める作用で知られ、骨粗鬆症と関連があるとされるビタミンD。

近年の研究で、筋力増強にも有効だと分かってきました。

・ビタミンDと筋力増強の関係
筋肉は、常に合成と分解を行なっています。
筋肉も体脂肪と同様に、エネルギー貯蔵庫なので、タンパク質をより細かい形のアミノ酸にして、必要に応じて出し入れしています。

・合成が分解を上回れば、筋肉は増え
・分解が合成を上回れば、筋肉は減るという仕組みです。

筋肉を増やすには、筋肉の合成を活発にしなければいけません。
そこで、必要なのが
①筋トレ②高タンパク質
ここまでは、今までもお伝えしていたことですが、

近年の研究で、ビタミンDが筋肉の合成を高める働きをすることが分かってきました。
ビタミンDをしっかり摂っておくことで、筋トレの効果をさらに高めてくれる可能性があります。

反対に不足することで、

・レプチンの働きを阻害する
これは、満腹中枢を刺激して食欲を抑えたり、脂肪分解を促すホルモンですが、その働きが阻害されます。
つまり、食べ過ぎてしまったり、体脂肪が減りにくく、太りやすくなるということです。

・筋力低下、筋萎縮
特に高齢者では、ビタミンD不足による速筋線維の萎縮が転倒の原因の1つと考えられています。

また、ビタミンDが不足することで、筋肉の中に脂肪が入り込む脂肪滴の蓄積が起こり、それが筋肉の機能を低下させてしまいます。

ビタミンDは、高齢者の骨粗鬆症、筋力低下に関わります。高齢者の転倒による骨折が問題視されていますが、その原因の1つにビタミンDが関わっているのは間違いなさそうです。

実際に海外では、大腿骨の骨折患者の半数以上がビタミンD不足だったという研究があったり、ビタミンDをたくさん摂取させることで、筋力アップし骨折は減ったとする研究もあります。

・ビタミンDの摂取方法は2つ
1.日光を浴びることによって体内で作られる。
普通に外出し日光を浴びていると欠乏することはそうないようです。プラス効果を得るためには、ビタミンDを多めに摂るよう勧めるD r.もいます。

・冬は日照時間が短くなり陽に当たることが減り、
・女性は日焼け止め対策をしっかりされるので、不足しやすいと考えられます。

詳しく書くと、ビタミンDの合成に必要なのは、紫外線のUV-Bといわれる光線で、皮膚が赤くなったり、メラニン色素沈着やシミ・ソバカスに関わるものです。女性から嫌われ徹底的にカットされるものです。

・高齢者の場合、外出機会が減り、日光に当たる時間が短くなることも問題となります。

2.ビタミンDを含む食品から摂る。
日焼けはしたくない女性でも大丈夫です。食べ物から取れば十分補えます。

・ビタミンDを多く含む食品
魚類。ビタミンDは脂溶性ビタミンに分類されます。脂で調理することで吸収力は高まります。

紅鮭、サバ、さんま、魚の肝にも多いようです。

きのこ類全般に多いと言われています。日光に当てた後の方がビタミンDが増えるようです。

キクラゲ、干し椎茸、マイタケなど

日焼け対策をしっかりされている女性の皆さんは上記の魚類、きのこ類を意識して摂るようにして下さい。

ちなみに僕は、日焼けしまくりなのでビタミンD過剰状態です。


あの人の肌がキレイなのはなぜ?ビタミンカスケード理論

こんばんは。
大阪市阿倍野区にある女性向けパーソナルトレーニングジム
グレイスフル帝塚山トレーナーの金物谷です。
 
前回、ビタミンB群の重要性について説明しましたが、今日はその続きでビタミンカスケード理論について説明していきます。
 
タイトルと内容の乖離が少しありますが進めます。
 
聞き慣れない言葉ですが、
ビタミンカスケード理論とは?

カスケードとは
日本語訳では「階段状に連続する滝」を意味します。

ビタミンの段々の滝?これだけでは意味わかりませんよね。ビタミンCを例に説明すると、

まず、ビタミンCにより得られる効果として
・免疫力の向上
・コラーゲン生成を促す
・活性酸素の除去   などがあります。(他にもたくさんの作用があります。)

でも、これらすべての効果が得られる訳ではありません。体内のビタミン量には限りがあるからです。

そして、ビタミンが使われる作用の優先順位は人によって違います。

 
ビタミンカスケード理論では、
「得られる効果」→「滝の段」に例えられ、
「流れる水」→「ビタミン」に例えられます。
滝の上段に位置する効果が、優先順位が高いものになります。
一番上なので水量が多い、つまりビタミンが十分あるので、しっかり効果が得られるというわけです。
 

そして水は下に流れるにつれ少なくなっていく。ビタミンは上段で使い果たされ、最下段はほとんど残っておらず、効果が得られにくいということになります。

例えば
Aさんは、免疫力の向上にビタミンCが優先的に使われ、コラーゲン生成は後回しになる。
 
Bさんは、活性酸素の除去が優先順位が高く、免疫力向上は後回し。
 
といった感じです。
 
これはかなり極端な例ですが、遺伝的な要因で、同じようにビタミンを摂取していても、このような個人差として現れるということのようです。
 

言うまでもないですが、皆さんできるだけ多くの効果を得たいですよね。

そこで、下段にまで水を行き渡らせるために、水量自体を増やす必要があります。つまり、ビタミンを沢山取りなさい。とこの理論では勧めています。メガビタミンと言ったりします。
 

推奨量以上です。でもそんなに取って大丈夫?と心配になりますよね。

ビタミンはたしかに取りすぎると、過剰症状がでるものがあります。

 

でも、ビタミンには水溶性と脂溶性があり、水溶性は水に溶ける性質から体に余計な分は、尿として排出されるため過剰になることはありません。過剰症を引き起こす可能性があるのは脂溶性です。

ちなみに、
水溶性はビタミンB.C
脂溶性はそれ以外のビタミンA.E.D.Kなど

 

ダイエット中のビタミン摂取

 
野菜から十分なビタミンを取るためには、膨大な量を取らないといけなくなります。
もちろんダイエット中なので、タンパク質も優先的にしっかり取る必要があり、そんなに食べられないという方も多いと思います。調理時間やコストを考えても効率が悪いですよね。
となるとサプリがオススメです。コストや手軽さを考えるとやっぱり便利です。水溶性に関しては、取りすぎの危険もないですし。
 
あと、補足ですが、
ビタミン不足の原因は偏食だけでなく、野菜自体の栄養価の低下もあるようです。昔ほどビタミン、ミネラルが取れないそうです。野菜選びも大事ですね。
 
 
【最後に】
科学的根拠という視点からみたビタミン

「ビタミンCの大量摂取により、
風邪の予防、罹患期間の短縮(治りが早くなる)
癌の予防、治療
心血管疾患の予防    などの効果が得られる」とする研究がある一方、批判的な研究も沢山あります。

現在のところ、ビタミン大量摂取による効果の科学的根拠は十分ではないようです。

個人的な意見としては、
サプリメントによる効果を鵜呑みにし、
「沢山取ったら絶対良くなる!」と過度に期待するのではなく、

あくまで、食事の穴埋めとしてサプリメントを利用するのが良いかと思います。ビタミンが不足することで起こるデメリットはたしかにあります。

食事制限中は食べるものにも偏りが出やすいため、特に注意するべきです。それにトレーニングを行うとより多くのビタミンが必要になります。(ビタミンB、Cはエネルギーを生み出すのに必要なため)

ビタミンが不足しないようサプリメントから効率よく摂取するのは良いと思います。

 
糖質や脂質などの代謝に関わりダイエットに重要なビタミンB群、
コラーゲン生成、メラニン生成抑制などで、肌のくすみやシワ、たるみといった美容にも関わるビタミンC
 
女性にとっては欠かせないビタミンです。不足しないようしっかりとりましょう!
 
 
 

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