案内・お知らせ

実際どのようなお客様に通って頂いているのか?

こんばんは。

大阪市阿倍野区にある女性専門パーソナルトレーニング

graceful帝塚山 トレーナーの金物谷です。

 

もう1年の半分が過ぎたんですねー。毎日が忙しすぎて、あっという間に過ぎていくことになんか焦りを感じます。

子供もいつの間にか生後6カ月を過ぎて、「え、こんなデカかったっけ?」と思うことを繰り返しています。前は毎日お風呂に入れてたのに、最近お風呂に入れる回数が減っているからかな。

人見知りは、今はないけど始まったとき「父親が泣かれるのはショック」なので頑張らんとと思ってます。笑

 

 

「この店は自分に合ってるのか?」当店をご検討いただいている方なら気になると思います。

そこで今日は、実際どのようなお客様に通って頂いているのか?について詳しく書いていきます。

(性別・年齢・通う目的など)

ご検討頂くうえで参考にしていただければと思います。

 

 

◆まず性別の割合
男性5%   女性95%

ご夫婦でセミパーソナルを受けられる方もおられます。

◆年齢層(多い順) ※出張パーソナルも含みます。

1、50歳代 55%

2、40歳代 25%

3、60歳代 15%  

上記年齢層以外のお客様    5% 

 最年少は11歳、最高齢は90歳のお客様にご利用いただいております。

◆トレーニングに通う目的

1位 健康のために +α引き締め

「筋力をつけて体力アップ」が一番で、それに+「引き締めを」と考えておられる方が多いです。

短期間のダイエットではなく、長期的な視点で「健康、動ける体」を目指しておられます。

◆一回ずつの予約で受けられるというのが、長く続けやすい理由。

◆中には「年を取っても自分の足で歩くため。」とすでに介護予防を考えている意識の高い方も。

2位 健康的に痩せたい

運動習慣、正しい食事を身につけて、筋肉をつけて健康的に痩せたい。という方が多いです。

短期間で激やせしたい。という方は当店のパーソナルには向いてないと思います。

3、運動不足解消、体の基礎づくり

「運動不足!家事と少し歩く程度で、何年も運動なんてしていない。」とりあえず少しずつ動けるようになりたい。

「体が硬いので柔らかくバランスのとれた体になりたい」「肩こり・腰痛」などなど

 
 
◆通うペースや継続期間
通うペース:週2回、週1回の方が多いです。開始当初は週2回で途中から週1回に減らしていく人もいます。月1~2回の方もいます。自分のペースで自由に決められますのでお気軽にどうぞ。
 
継続期間 :長期で通って頂くことが多いです。長い方だとOPEN当初からなので現時点で1年半以上になります。
 
 

妊娠・出産後の不調は○○○○が関係?【産後ピラティス】

こんにちは

大阪市阿倍野区にあるパーソナルトレーニング

graceful帝塚山 金物谷です。

先月、産後リカバリーピラティスの講習会に参加してきました。

出産後のお客様のパーソナルもちょくちょく増えてきたので、勉強しないとなーということで決めました。

あと、妻も産後5カ月なので。長男もどんどん大きくなって8キロオーバーとなかなかのビックサイズ。

                      コジローの主張強め

 

講師は「リン・ロビンソン先生」ピラティスの女王と言われ、ボディ・コントロールピラティスの創設者で、世界で活躍するピラティスインストラクターです。

 

場所は「福岡県の天神」ちょっと遠かったですが、やっぱり行って良かった!内容も面白かったです。先生がやっぱりすごくて熱かったです。ピラティス熱。

皆さんの役にも立つと思うので記事にします。

 

産後しばらく経って、「そろそろ運動始めたいなー」と思っている方はもちろんですが、

「もう子供は大きいけど、産後は特に運動もしなかったなー」という方にも読んでいただければと思います。

 

 

1、妊娠による姿勢の変化

妊娠によりお腹が大きくなると前面に重量が増えるため、体はバランスを取ろうとして重みを前後に振り分けようとします。

 

姿勢に関して

前にも「姿勢に関する記事」でお話ししたスウェイバックという姿勢です。

◆骨盤は前方に移動し、腰は反りがなくなり平坦か、もしくは反る場合も

◆腰より上部の背骨は弯曲を強める。乳房の重みによりさらに猫背が強くなり、巻き肩になる。

◆猫背により頭部が前方に位置する。

 

妊娠中・産後に腰痛・肩こりが圧倒的に多いのは、この姿勢の影響が大きいです。猫背・肩こりに関しては過去の記事をご参考に。

これら姿勢の変化は、出産後すぐに戻るわけではありません。というよりこのままの姿勢の特徴で経過している方のほうが多いように感じます。立ち姿勢だけでなく、産後の授乳や赤ちゃんの抱っこ、ベビーカーを押したりと身体の前方で行う動作ばかりなので、姿勢をより悪化させてしまいます。

 

 

感覚の変化

妊娠中は、赤ちゃんがお腹にいる状態で約10カ月過ごします。お母さんの体は、赤ちゃんがいる重みに慣れてきます。

しかし出産すると、すぐに重量の配分・体の重心が変わります。この変化により、身体感覚や認識が変わり、バランスが悪くなり、正常な感覚が障害されます。

ここでいう感覚というのは、専門的な言い方になりますが「固有受容感覚」というもので、体の各部位の「位置や動き」を感じたり、力の入れ具合を感じたりする感覚です。

具体的には「バランスがとりにくくなったり、段差で思ったより足が上がらずつまずいたり」します。

自覚ありませんか?「なんか体が重い、動かしにくい。」からだの変化に感覚が追い付いてないのかもしれません。

 

これら姿勢などの変化は、ピラティスにより改善していくことができますが、放っておくとその他の部位や機能でかばってしまい、段々修正が難しくなってきます。早めの対処が大切ですね。

 

 

コアを構成する筋肉 

コアという言葉は皆さんもご存知ですよね?

「体幹のこと?」意味もなんとなく知ってるという方が多いと思います。

コアについて少し詳しく説明します。

 

コアを構成する筋肉:腹横筋・骨盤底筋・多裂筋・横隔膜の4つです。

      画像をみるとわかるように、上下からとお腹をグルっと囲うように存在します。(コルセットのように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名前のまんまですが骨盤の底にある骨盤底筋は、臓器(子宮や膀胱、直腸)を下から支えるハンモックのようなものです。

 

コアの役割:背骨の腰の部分にあたる【腰椎】の前には、内臓があるだけで支えがありません。(胸椎には前に肋骨が鳥かご状についていて骨格的にガッチリ安定している。)そんな不安定な腰椎を前方から支えるのがコアです。4つの筋肉がバランスよく働くことで腹圧を高め腰椎を安定させてくれます。腰の前に風船があってその圧で支えてくれるイメージ。

コアの筋肉がうまく働かなくなると、バランスは崩れ姿勢は悪くなり、腰に負担がかかります。(画像右のように)

 

 

妊娠・出産によりコアの変化

妊娠中は、お腹が大きくなるため、お腹まわりをグルっと覆っている腹横筋が引き延ばされます。

さらに、骨盤の底にある骨盤底筋が赤ちゃんと子宮を下から支えた状態になるので、その重みで骨盤底筋も引き延ばされます。筋肉は引き延ばされた状態では十分機能できません。何カ月もそのような状態が続くので、当然筋力低下を起こしてしまいます。

また、出産時に骨盤底筋は通り道になるため、強制的に引き延ばされ部分的に千切れてしまったりして、ダメージを受けることになります。

 

 

骨盤底筋の機能低下により生じるデメリット

☑尿漏れ

☑臓器(子宮)脱 年齢を重ねた時起こりやすくなる。

☑ポッコリお腹

☑腰痛 

 

なかでも尿漏れは年齢を重ねた時に、大きな悩みの一つになります。早めに鍛えて対処する必要があります。

ちなみに、リン・ロビンソン先生の母国イギリスでは、骨盤底筋専門のクリニックがあり、専門の理学療法士がいるとのこと。それくらい問題視しているんですね。日本では骨盤底筋というワードが少しずつ浸透してきている程度です。だいぶ遅れていますねー

 

講習が終わった後、リン先生に「まず理学療法士は独立できないんですよ!※」なんて愚痴をこぼすと、

リン先生「馬鹿げてるわ!!そんなんだから日本は遅れるのよ」なんて言ってました。もちろん通訳の方がですが

 

※理学療法士として独立することはできない。僕の場合は、理学療法士ではなく「理学療法士資格を持った」パーソナルトレーナー。グレーな感じがしますが最近は多いです。

 

ちょっと話がそれましたが、ここから改善のために、どうやって骨盤底筋を機能させていくのかですね。

 

 

呼吸しながら骨盤底筋の収縮を意識できるように

様々なエクササイズがあるのですが、まずは骨盤底筋の収縮を感じられるようになることが大事です。これがなかなか難しい!インストラクター側から見てちゃんと収縮できているのかわからない。違うところに余計な力が入っていないかをチェックするだけで、あとは本人の感覚任せです。

 

①大きめの枕などにまたがって座る。→すね前面が床につくように)

 左右の座骨に均等に圧を感じて骨盤はニュートラル。

②鼻から息を吸い、口から息を吐く。(胸式呼吸なので、お腹は膨らまないよう薄く保って)

③吐くタイミングで、おならを我慢するようにお尻の穴を閉め、その閉めたままの感覚を前に移動し内側に引き込む。

 ジッパーを引き上げるようなイメージで。

 

普通の椅子に座ってでもできるのですが、またがった方が骨盤底面に圧を感じやすいかな。という感じです。

また、【尿漏れ】に悩まれている方は、上半身をほんの少し前傾させた方が、閉める感覚が意識しやすいのでお試しください。

 

全然わからん!という方は内転筋に手伝ってもらおう

上のやり方では、わからない!という方に

骨盤底筋は、内転筋(内ももにあって足を閉じる筋肉)と筋肉のつながりがあり、一緒に働かせることで骨盤底筋が働きやすくなるという報告があります。(内転筋以外にも、お尻の筋肉で足を外に開いたり、外にねじる筋肉も同様)

 

◆上向きに寝た状態で両ひざを立てて、ボールを足の間に入れ、挟みながらさっきの呼吸を行う。

立ってボールを挟んでも良いです。まあこれらのやり方はよくテレビでも紹介されていますよね。

 

肝心なのは呼吸に合わせて行う事。

しっかり深い呼吸で行うことで、コアを構成する横隔膜や腹横筋も一緒に働き、より働きが高まります。

ボールを挟むのに必死になって、内転筋の収縮だけで骨盤底筋が全然働いてないなんてことはよくあるのでご注意下さい。また、最終的には骨盤底筋を単独で収縮させられるようにしましょう。内転筋に力を入れなくても骨盤底筋を引き上げられるように)

 

 

最後にどれくらい行えば良いか?

リン先生によると

骨盤底筋を収縮、骨盤底を引き上げた状態で「10秒保持を6セット、それを1日に10回行う」のが最も良いそうです。

1日に「10秒保持×6セット×2-3回」でも効果はあるそうですが、最も効果的なのは上の方法。

あと、セット間の休憩は5秒おくように とのことでした。

 

「10秒保持×6セット×10回」 

数字をみるとちょっと大変に思いますが、時間はたったの15分(休憩も入れて)

今日からやってみましょう!少しずつ変化がみられるはずです!!

 

 

 

 


お尻の筋肉を鍛える機能的メリット

こんにちは!

大阪市阿倍野区にある女性向けパーソナルトレーニングジム

graceful帝塚山 トレーナーの金物谷です。

 

今日はお尻の筋肉を鍛えることで得られるメリットを「機能面に」着目して書いていきます。

 

腰痛予防

大殿筋は、骨盤を後方に傾ける働きをするため、骨盤が前に傾きすぎる反り腰の方は、大殿筋を鍛え筋肉のアンバランスを修正することで、骨盤を中間位(ニュートラル)に保ちやすくなります。(もちろん短縮している筋肉のストレッチも必要ですが)

大殿筋を鍛えることは、骨盤を介して反り腰を軽減でき、腰痛の予防・改善に繋がります。

 

<骨盤の理想的な傾き・ニュートラル>

骨盤前で作る三角形の面を横から見たとき、床と垂直になっている。(青線)ピラティスでいう骨盤のニュートラル。

※赤丸の位置→骨盤の骨を触れる。

 

 

股関節痛・変形性股関節症の予防

大殿筋、中・小殿筋は股関節を安定させ、股関節に体重が乗った際、股関節の負担を軽減してくれます。

 

具体的には歩くとき。

歩行時、片足立ちの状態になりますがこの時、中殿筋を中心とした殿筋群がうまく働かないと反対側の骨盤が下がり、

股関節の関節面に大きなストレスがかかります。

お尻を振って歩く感じです。(画像をお借りしました。)

画像では、右の中殿筋が機能しないために骨盤を水平に保てず、反対側が落ちてしまうことにより、右股関節面にストレスがかかってしまいます。変形性股関節症の患者さんに多い歩き方です。痛みの原因にもなります。

みなさんも片足立ちをやってみてください。

やり方:ひざ同士は拳一つ分ほど空けて片足立ちをする。両手を左右骨盤に置いておくと下がるのが分かりやすいです。

足が浮いてる側の骨盤が落ちてませんか?ちなみに骨盤が上がりすぎる場合も、かばっていることになるので×

ひざ同士が接触する場合も×(骨盤が落ちて、足を浮かせている側のひざが内に入る)

 

特に片側だけうまく機能していない方が多いです。

これは「立っているときの重心の偏り」が大きく関係しています。

 

殿筋群がしっかり機能することで、股関節は安定し股関節痛や変形の予防に繋がります。

 

 

ひざ痛・変形性ひざ関節症の予防

大殿筋や中殿筋後部線維はひざが内側に入るのを防ぐ役割もあります。

ひざが内に入る場合、大腿骨が内に捻じれた「内旋」した状態になるが、これらの筋肉は外旋という外にねじる役割を果たす。

 

殿筋がうまく機能していないと、歩くとき(かかとから足を設置したとき)や階段を上るときなど、ひざが内側に入る「ひざの外反」がみられます。(殿筋だけが原因ではないですがややこしい話はなしで)

 

専門的には「ニーイン・トゥーアウト」という言い方をします。→ひざがうちに、つま先が外に開いた状態。

これは女性に多くみられます。

 

この状態では

①ひざの外側にストレスが集中する。ひざに捻じれのストレスもかかる。

②ひざ関節は構造上不安定となる。ニーイン・トゥーアウトは靭帯が緩むポジションで靭帯による支えがない状態。

ひざが内に入ることでひざ痛、そして長期化することで変形に繋がります。スポーツなどでも、ニーイン・トゥーアウトでの靭帯損傷が多い。

 

ひざが内に入る方は、股関節の内・外旋筋のバランスが崩れていることが多いです。外旋の作用がある大殿筋・中殿筋の後部線維を鍛えることは、ニーイン・トゥーアウトを防ぎ、ひざ痛・変形予防に繋がります。

 

ちなみに背中の丸くなった高齢の方、変形性股関節症の方はお尻の筋肉が痩せてしまっていることが多いです。

機能面をみても殿筋群は非常に重要だということが分かっていただけると思います。


「垂れ下がったお尻」を「キュッと上がった丸いお尻に」変えるには

おはようございます。

大阪市阿倍野区の帝塚山にあるパーソナルトレーニングジム

graceful帝塚山 トレーナーの金物谷です。

 

今日は「女性の体のお悩み」部位別ランキングTOP3に入る(ワースト?ぽっこりお腹・たるんだ二の腕と争う)

【垂れさがったお尻】について書いていきます。

 

お尻が垂れ下がると、お尻のラインが気になって細身のパンツが履きにくくなるなど、着る服が限られる。

おしゃれが楽しめなくなってしまう。という意見をよく耳にします。

でも安心してください。垂れ下がったお尻もしっかりと鍛えていくことで、ヒップアップは可能です。

 

今日から何回かに分けて、お尻の垂れ下がる原因・シルエットに関すること、ヒップアップのためのトレーニング、お尻の筋肉の機能などに関しても説明していきますね。

※お尻の筋肉を鍛えることは、シルエットだけじゃなく、体の機能面でもメリットが大きいです。

 

 

1、お尻が垂れさがる原因は?

これは、当たり前のようですがお尻の筋肉が使われずに衰えることが一番大きい要因です。

そして、それには生活習慣が関係しています。

 

「階段を使わない。走らない。座りっぱなし。しゃがまない。ジャンプしない。」

「歩かない。」歩いても歩幅が小さい、歩く速度が遅い(ほかに比べると影響は小さい)

お尻の筋肉は主に股関節の運動に関わっています。普段の生活を思い出して見てください。

お尻の垂れ下がりが気になる方は、自覚するところがあるはずです。

 

あと、関係するものでいうと、「立ち姿勢」も関係してきます。

理想的な姿勢では、本来お尻の筋肉も使うのですが、骨盤が重心線より前に位置し、さらに骨盤が後ろに傾いた状態では、お尻の筋肉は全く使われません。骨盤が寝ることで見た目も腰~お尻のメリハリがでません。

過去に記事で説明した【スウェイバック】という姿勢がそうです。

日本人は骨盤が後ろに傾いた「後傾」タイプが多いので「お尻の垂れ下がりのお悩み」が多いです。反対に西洋人は骨盤が起きてしっかり「前傾」しているので、お尻の筋肉が使われやすくまん丸の引きあがったお尻になりやすいです。

 

みなさんも骨盤が前に出て、骨盤が寝たスウェイバック姿勢をとってみてください。お尻がペタッとなり、張りがなく緩むのがわかると思います。

女性の場合、出産後お尻が大きくなった。垂れ下がった。という方が多いですが、運動量の低下によるものと、妊娠中の姿勢の影響もあると考えられます。

 

 

2、お尻の垂れ下がった状態って具体的にどんな状態?

 

引き締まったお尻は丸く、太もも裏のラインに対して半円を描きます。後方から見ても丸みがある状態です。

それに対して、垂れ下がったお尻は、

①お尻上部の丸みが下がり半円じゃなくなる

②お尻下部も下がり、太ももとの境目にしわ(段々)ができる。

③後方からみると側面の丸みがなく、四角に見えてきます。

 

解剖学的には

お尻を形作る主な筋肉として、大殿筋・中殿筋・小殿筋があります。(大殿筋は働きの違いから上部と下部に分けられます。)あと、太もも裏の筋肉であるハムストリングという筋肉も、お尻の下部と太ももの境目をはっきりさせるため、関係してきます。

 

ただ「お尻の垂れ下がりが気になるから。」とお尻のトレーニングを行うにしても、部位によって働きが違うので、体に合わせたトレーニングが必要になります。キレイな丸いお尻を作るには、これらを満遍なく鍛えなくてはいけません。

 

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春のキャンペーンやってます!!

こんにちは。

graceful帝塚山 トレーナーの金物谷です。

 

今日はキャンペーンのお知らせです。

日に日に暖かくなり、体を動かすのに良い季節になってきました。そして、徐々に薄着になる季節でもあります。

冬はイベントが多くて、「つい食べ過ぎて太ってしまった。」という方も多いのではないでしょうか?

 

「元の体型を取り戻したい。」「体を引き締めて、春・夏服をさらにおしゃれに着こなしたい。」

「冬は運動不足だったので、体を動かしたい。」

「何か新しいことを始めたい。」などお考えの方に

 

この春から新しく「パーソナルトレ―ニング」を始めてみませんか?

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「どうやってトレーニングしたら良い?」「食事はどうしたら良い?」などの相談も無料でお受けいたします。

体の不安をお一人で悩まず、ご相談頂ければ嬉しいです^_^

 

お電話お待ちしております。


ストレッチ正しくできてる?効果的に行うために知っておくべき4つのこと

こんにちは。

大阪市阿倍野区にあるパーソナルジム【graceful帝塚山】トレーナーの金物谷です。

 

皆さん今年は花見に行かれましたか?

僕は大阪狭山市に住んでるんですが、狭山で唯一有名な「狭山池」は毎年桜がきれいなので今年も家族で見に行きました。

 

家の前にも桜の木があって、毎年桜の花びらが飛んできて庭に散らばるんですが、今年は庭に花びらがなくキレイだったんで不思議に思ってたら、愛犬「小次郎」が丁寧に全部食べてました。庭掃除の天才。

 

一応調べたら桜の花びらに害はないらしいのですが、葉や枝には毒性があるので食べたらすぐ動物病院らしいです。

皆さんもお気を付けください。花びらで良かった。もう食べさせないようにせんと。

 

関係ない話が長くなりましたが、

今日はストレッチについてです。お手軽にできるので、自己流でやっている方も多いと思います。ただしっかり効果的な方法で行えている方は少ないと思います。今日はストレッチを効果的に行う方法を論文を基にまとめましたので、ぜひ実践してみてください。

 

 

ストレッチによる効果

⑴姿勢がよくなる 筋肉が硬いと、身体全体のバランスが崩れ姿勢が悪くなります。ストレッチにより筋肉の柔軟性を高めることで姿勢改善が期待できます。

⑵ケガの予防  運動中の筋肉の損傷予防につながるとされています。ご高齢の方では、筋力以外に柔軟性も転倒にも影響してきます。

⑶リラクゼーション効果 肩こりや足の張り感など筋肉が緊張した状態でストレッチを行うことで、神経系の興奮を抑え筋肉をリラックスさせてくれます。

 

 

1、正しいストレッチの方法

筋肉は引き伸ばそうとすると、反発して戻ろうとする【弾性】と、時間をかけて伸ばしていくとじっくり伸びていく【粘性】という特性があります。

 

これらの特徴をふまえ

「ゆっくり伸ばしていき、適度な痛みを感じるところで、時間をかけて伸ばす。」と効果的です。

 

よくある間違いで、反動をつけて行う方がいますが、急激に伸ばそうとしても、筋肉は反発して戻ろうとしますので、しっかり伸ばせないどころか、筋肉の損傷に繋がるのでやめましょう。

「ゆっくり・時間をかけて」です。

 

2、本当に効果的なストレッチの実施時間とセット数

 30秒~60秒を有効とする論文が多いです。短時間のストレッチでも効果があるとする論文もありますが、柔軟性を高める目的ならやっぱり30秒はやった方が無難です。またセット数は3~5セットが良いとされます。

 

目的が違う場合:運動前のウォーミングアップ、筋力を発揮しやすくする

 6秒ほどの短いストレッチが有効です。短時間のストレッチは神経から筋肉への命令の伝達をスムーズ(神経伝達効率を亢進)にし、力を発揮しやすくしてくれます。反対に運動前に30~60秒と比較的長時間のストレッチを行うと、神経系の働きを抑制し、筋力を発揮しにくくなると言われているので、スポーツを行う前などは長時間のストレッチは行わないよう注意しましょう。

 

3、ストレッチ頻度と効果が出るまで

柔軟背を高める目的なら毎日行うのが良いですが、2日に1回でも十分効果が出るので大丈夫です。また、明らかに柔軟性がアップしてくるまでは1カ月は継続する必要があります。「筋トレじゃなくストレッチなら、しかも2日に1回で良いならできる。」という方も多いのではないでしょうか?

また、1カ月以上ストレッチを継続し、その後やめてしまっても効果はある程度持続します。ちなみに私も体が硬く、前屈で床には全然手が付きませんでしたが、今では手のひらがつきます。やれば効果はでます。皆さんもまずは1カ月頑張ってみましょう。

 

4、さらに、効果を上げるには

これは、筋肉の温度が関係してきます。筋肉は温めることで伸びやすくなります。

つまり、入浴後のストレッチが効果的というわけです。

皆さんも入浴後は「伸びやすいし、なんか痛みも少ない?」と実感されて行われているとは思いますが。

それは正しいです。論文でも発表されており、効果は実証済みです。

 

 

おまけ「ストレッチによる筋肉痛の予防効果」

最後に筋肉痛の予防効果はあるのか?というところです。

トレーニングを始めたばかりのころは、翌日にひどい筋肉痛が起こることが非常に多いです。

当店へお越しの方もお客様もよく話されます。

「階段降りるのが痛い」とか「太ももが痛くて歩き方が変になる…」とか

でも皆さんなんか嬉しそうなんですけどね。

筋トレやった感、効いてる感じがあるからですよね。気持ちはわかります^_^

 

筋肉痛に対するストレッチの効果を研究した論文がありましたので簡単に説明します。

トレーニングなどで筋線維の損傷が起こった筋肉に、60秒ほどの持続的なストレッチと、ホールド・リラックス(後で説明します。)を行った場合とを比較した研究では、「どちらも筋肉痛の軽減効果があったが、ホールド・リラックスを行った方がより筋肉痛の改善効果は高かった。というものです。

 

ホールド・リラックスってなに?

①筋肉を最大限伸ばす。(ここで、伸ばし続けるのが持続的なストレッチ)

 

ホールドリラックスではここから

②伸ばしている筋肉に力を入れる。

伸ばされる方向と逆、もとに戻すように押し返す(実際に関節は動かさず、止めたまま力を入れる感じです。)

詳しい説明をすると長くなるので話しませんが、この方法では筋肉が伸びやすくなり、さらに鎮痛効果もあります。

 

この研究で行われているホールド・リラックスは60秒のうち、最初の10秒で力を入れ、その後50秒は持続ストレッチを行っています。もちろんストレッチなので、筋肉痛の予防・軽減だけでなく、柔軟性を高めるのにも効果的な方法ですので、ストレッチに取り入れるのは良いかと思います。

 ただ間違ってやると、筋肉や関節に負担がかかり痛みに繋がるので、正しい方法をトレーナーに聞いてから行うようにしてくださいね。

 


猫背姿勢&浅い呼吸=肩こり

こんにちは。

大阪市阿倍野区にある女性専門パーソナルトレーニング

【graceful帝塚山】トレーナーの金物谷です。

 

今日は、猫背と呼吸の関係について書いていきます。

当店では、パーソナルトレーニングだけではなく、ピラティスのグループレッスンも行っているのですが

ピラティスでは、胸式呼吸という肋骨をしっかり動かす深い呼吸を行うのですが、猫背姿勢で背骨の硬い方は、かなり肋骨が動きにくく、あとでも説明しますが、呼吸時に肩や首に力が入りすぎてしまい、首肩コリに繋がります。

 

「猫背姿勢、背骨の硬い方、肩こりがひどい方、呼吸の浅い方」この記事をきっかけに自分の呼吸を見直してみてください。

 

1、猫背だと肋骨が動きにくい
 
猫背、つまり胸椎の丸みが強くなると、肋骨は下向き回転し胸郭が閉じた状態になります。
 
呼吸時は、肋骨が上向きに回転し胸郭を開いていくことで、肺がしっかり膨らむ深い呼吸ができます。
しかし、猫背で胸郭が閉じた状態が長く続くと、肋骨の間にある筋肉【肋間筋】が硬くなり、肋骨の動きが悪くなり、浅い呼吸しかできなくなります。
 
 
胸郭とは…肋骨で囲われた鳥かご状の胸部の骨格を言います。
     肺や心臓を守り、底には横隔膜が付いています。
 
 
さらに、猫背になると【前鋸筋】や【大胸筋】などの肋骨に付着する筋肉が硬くなります。
(詳しくは過去の記事をご参考に。)
 
これらの硬くなった筋肉は肋骨の動きをさらに悪くします。
 
 
2、肋骨が動きにくいことで起こる首・肩の緊張
 
上記のような要因により、猫背姿勢では、リラックスした深い呼吸が行いにくくなります。
肋骨の動きが悪くなり、横隔膜や肋間筋などの呼吸に関わる筋肉が働きにくくなることで、安静時の呼吸ではほとんど働いていない肩や首の筋肉を働かせる呼吸になっしまい、それがさらなる肩や首のコリの悪化に繋がります。
 
「安静時」と書いたのは、たくさんの酸素の取り込みが必要な「運動時」には肩・首の筋肉も働くためです。
→全力疾走した時を思い出してみて下さい。肩で息をしますよね。運動時だけなら正常な反応ですが、安静時にもリラックスした呼吸ができなくなるのは問題です。
 
 
このような肩や首を緊張させる浅い呼吸は、たくさんの方にみられます。実際に鏡を見ながら呼吸をしてみると分かります。
 
【肋骨の動きが悪い方の呼吸】
動きを補うように、吸う時に肩をすくめるように上がってしまったり、首の前・横にある筋肉が浮き上がってしまっています。
 
 
 
猫背と浅い呼吸の弊害。横隔膜の機能低下
猫背により肋骨の動きが悪くなる。呼吸が浅くなる。
呼吸に首や肩の筋肉を使う。
横隔膜がしっかり使われず、機能が低下する。
※ここでは簡単に書いて省いていますが、猫背で起こる胸郭の形の変化も横隔膜の機能に影響を与えます。
 
横隔膜は呼吸をするときに働くというのは皆さんもご存知だと思いますが、
横隔膜にはほかに重要な働きがあるのをご存知でしょうか?
 
 
意外と知られていない横隔膜の呼吸以外の働きとは?
 先に答えから言うと、【体幹を安定させる】という働きです。
横隔膜は、コアを構成する筋肉の一つで、コアを構成する他の3つの筋肉と一緒に働くことで、お腹の圧を高め、背骨(腰椎)を前から支え、腰をストレスから守ったり、上半身と下半身の力の伝達をうまく行えるようにします。
 
皆さんも重いものを持ち上げる時に無意識に息を止めますよね?あれは、お腹の圧を高めることで腰をしっかりと前から支え、力を出しやする反応です。
 また、腰痛の方がするコルセットと同じですね。腰痛持ちの方がコルセットを付けると痛みなく動けたりするのは、この仕組みです。
 
 
<コアを構成する筋肉>
横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋
 
これらの筋肉は、画像からもわかるように上下・前後左右からお腹を囲うように存在し、バランスよく働くことで腰椎を安定させます。

胸椎は前方に肋骨で作られる頑丈な胸郭があるため、構造的に安定していますが、腰椎は前に内臓があるだけで、骨格での支えはありません。この不安定な部分を風船のように圧を高め、前方から支えているのが、コアというわけです。
 
 これら4つの筋肉がしっかり機能しないと、お腹の圧を高め腰椎を安定させることができません。
うまく機能しないと、
 
①腰痛 
②ポッコリお腹
③姿勢が悪くなる  などに繋がります。
 
 
少し話がそれましたが、コアの1つである横隔膜をしっかり働かせるには
「肋骨をしっかり動かせるように柔軟性を高め、横隔膜が機能できる状況を作ることが大切」です
肋骨が硬いと、猫背をより強固なものにしてしまい改善が難しくなります。猫背改善のためにも肋骨をしっかり動かす正しい呼吸、エクササイズが重要になります。
 
肋骨の動きを高めるエクササイズをご紹介します。動画の説明では、「胸椎の柔軟性を高める…。」と言っていますが、肋骨にも同様に効果があるので、ぜひお試しください。
 

猫背による肩こりの改善には、◯の位置が重要!

こんばんは。
大阪市阿倍野区にあるパーソナルトレーニングスタジオ「graceful  帝塚山」トレーナーの金物谷です。
 
今日もテーマは「猫背」です。猫背と肩こりとの関係について書いていきます。女性に非常に多いお悩みで、実際に当店にお通いのお客様にも多くおられます。
 
「肩というか首がずっしり重くて、ひどいと頭痛もする。」こんな方はぜひ読んでください。最後に改善のためのエクササイズもご紹介しています。
 
 

猫背だと、背骨は丸くなり頭が通常の位置より前に移動してしまいます。
ちょっと専門家っぽく言うと「頭部前方偏移」と言います。

本来、頭は背骨(頚椎)の真上に乗っているので、支えるのにそれほど筋力は必要ありません。

※頭の理想の位置
指標としては、横から見た時に肩の真上に耳の穴がきているのが理想です。

 

しかし、背中が曲がり、頭が前に出ると頭を支えるために首の後ろの筋肉が持続的に働きます。
頭が前に落ちないよう後ろから引き上げている感じですね。

立っている時、座っている時、首の後ろの筋肉はずっと頭を支え続け、休めない状態なので当然疲れます。筋肉の緊張により血流も悪化するため、肩こりはひどくなります。

またこの時、支点になる首(頚椎)は、頭の重みに耐えられなくなり、本来の前弯を失い、まっすぐになります。これはストレートネックと言われるもので、首の関節には、かなりの負担がかかります。持続することで頚椎が変形してしまうと頚椎症に進行してしまう恐れもあります。

肩こり、頭部前方偏移の改善のために重要なこと

当たり前のようですが、猫背を改善する必要があります。

 
猫背になる原因は、様々な要因が考えられます。
肩甲骨や背骨(胸椎)の柔軟性・筋力の低下や、体幹機能の低下による骨盤の傾きや位置の異常、股関節の筋力、柔軟性低下など書き出したらキリがありません。人の体は全身が互いに影響を与え合っています。
 
過去に「猫背を肩甲骨から改善する」という内容の記事を書いてますのでご参考に。
 
 
ここでは、シンプルに首(頚椎)の真上に頭部を戻すためのエクササイズをご紹介します。
 
このエクササイズでは、顎を引いて頭を正しい位置に戻す練習が行えます。頭部前方偏移があると、首の後ろの筋肉は短縮し、前の筋肉は伸ばされ弱くなっていますので、それを改善する必要があります。
 
 
 
肩を上げながら行うことで、普段丸まった胸椎を伸ばし、開いた肩甲骨も閉じるように意識しやすくなり、頭を正しい位置に戻しやすくなります。
 
★顎を引く時は力まず、首の後ろを長く伸ばすような意識で行なってください^_^
 
ぜひお試し下さい。
 
 
 
 
 

肩の痛みには猫背が関係?改善の鍵は…

こんにちは。

大阪市阿倍野区にある女性専用パーソナルトレーニングジム

graceful  帝塚山 トレーナーの金物谷です。

 

今日は

「肩に違和感がある。すでに痛みがある。」
「肩が上がりにくくて心配。」
「肩を上げるとゴリゴリなるけど、痛みがでないか心配。」

という方のために書きました。

ちなみに五十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」と言います。ざっくりした名前ですよね。

1、猫背だとなぜ肩が痛くなる?
猫背では、

◆肩甲骨の位置異常が起こり、その状態で筋肉が硬くなることで、肩甲骨の動きが悪くなる。
◆胸椎が丸まった状態で硬くなり、うまく伸びない(伸展しない)

このように「肩甲骨、胸椎の動きの悪さ」が関係します。
普通、腕を上にあげる動きでは、肩関節の動きだけではなく、肩甲骨の上方回旋や後傾、胸椎(背骨)の伸展を伴います。

ちなみに肩を180°あげる際、180°のうち60°は肩甲骨が担っています。(研究によってはもっと狭いですが。)

しかし、猫背姿勢では、肩甲骨・胸椎の動きが悪くなります。
すると動きの硬い部分を補うように肩関節に負担がかかります。

これを繰り返すことにより、肩関節に炎症を起こし痛みが出現します。

家事で洗濯物を干したり、高い位置の拭き掃除をしたりと、手を顔より高くあげる動きで痛みが出現しやすいです。

また、肩甲骨の動きが硬いことで起こる肩への負担増加は、腕をあげる時だけではありません。
腕を横に開いたり、捻じる動きにも影響を与えるため、背中・腰に手を回す動きでも同様に痛みに繋がる可能性があります。

2、肩甲骨がうまく動かないと…
肩甲骨の動きに関して、もう少し詳しく書いていきます。

肩関節は上腕骨と、受け皿となる肩甲骨からなります。
腕をあげたり、横に広げる動きでは、上腕骨の受け皿である肩甲骨が一緒に動くことで、上腕骨がスムーズに動けるよう通り道を確保してくれます。

しかし、肩甲骨の位置が悪く、動きに異常がでると、上腕骨の通り道が狭くなり、上腕骨に付着している腱などが挟まれたり、擦れたりします。
繰り返されることで炎症が起こり痛みがでて、ひどい場合、腱が切れて腕が上がらなくなる【腱板断裂】に進行することもあります。この腱板断裂ですが。特に症状を伴わない「無症候性」の方も含め、65歳以上の約半数に存在すると言われています。あとは、肩をよく使う野球選手なんかも多いです。

 

五十肩(肩関節周囲炎)と診断されている方は、ほぼ間違いなく肩甲骨の動きが悪くなっており、その中には微細な腱板断裂を起こしている方も多数含まれます。

腱とは?
筋肉が骨に付着している部分。すじになっている。

3、痛みが出ると動かせない…動かさない

肩に痛みが出ると、動かせなくなりますよね。痛みが軽くなっても恐怖心から十分動かせない人が多いです。
「動かさないと、肩の周りの筋肉や靭帯、肩甲骨は硬くなり、さらに正常な動きが難しくなり、益々動かすのが辛い」という悪循環に繋がります。肩の痛みが強くなる前から少しずつ動かしていくことが大切です。

肩が痛い場合は、冷やす、温める?
炎症を起こしたばかりで痛みも強い急性期は、冷やす必要がありますが、痛み・熱感も軽度の慢性炎症に移行している場合は、温めが有効です。
血流が良くなることで、留まっていた痛み物質も流してくれるため、痛みが軽くなることが多いです。さらに、筋肉や靭帯も温めた方が柔軟性が上がるため、ゆっくりお風呂などで温めてから動かすようにすると良いです。

 

 

4、五十肩予防には、肩甲骨の正しい動きが大切。

肩甲骨の正しい動きを引き出すには、まず肩甲骨を正しい位置に戻す必要があります。

【猫背で硬くなる肩甲骨周辺の筋肉】のストレッチは過去の記事を参考に。

猫背を肩甲骨から改善。簡単にできるストレッチ&筋トレ

 

 

 

そもそも正しい動きって…?

腕を前から上げる「肩関節の屈曲」、横から上げる「肩関節の外転」をするとき、

肩甲骨はともに「上方回旋」という動きをします。

 

※分かりやすい動画がありましたので、お借りしてきました。

この動画では、肩関節の外転を行っていますが、屈曲でも同じ上方回旋が起こります。

 

<肩甲骨を上方回旋させるときに使われる筋肉>
画像のように①僧帽筋上部、②僧帽筋下部、③僧帽筋中部、④前鋸筋がバランスよく働くことで、

肩甲骨は上方回旋(上向きに回転)します。

しかし猫背姿勢では、肩甲骨の筋肉が硬く、動きが悪くなり、肩甲骨がうまく回らないために、無理に動かそうとして、肩甲骨を引き上げる、肩をすくめるような異常パターンがよくみられます。

(画像でみると、①の僧帽筋上部が過剰に働いて、肩甲骨を上に引き上げるというのが分かりやすいと思います。)

①猫背で肩甲骨周辺の筋肉が硬く、うまく動かない。
②動かそうと無理やり肩甲骨を引き上げる。=上方回旋がうまく起こらないため、僧帽筋上部が過剰に働く。
③繰り返すことでこの動きがパターン化してしまう。

肩甲骨を引き上げる筋肉である【僧帽筋上部】は後頭部〜肩甲骨に付いている首の後ろを覆う筋肉です。
肩こりの原因になる筋肉で、この場合も繰り返し働くことで肩こりを悪化させます。

 

僧帽筋上部が繰り返し使われることで、使われにくい僧帽筋の下部・中部はどんどん働きが悪くなっていく

という悪循環に陥ります。

上方回旋の異常パターンから抜け出すには?

僧帽筋上部の過剰な働きを抑え、働きの低下している僧帽筋中部・下部の働きを高める必要があります。

僧帽筋下部のトレーニングに関しては、現在動画を準備中です。

 

猫背を肩甲骨から改善。簡単にできるストレッチ&筋トレ

こんにちは。

graceful帝塚山 

パーソナルトレーナー・理学療法士の金物谷です。

 

 

こちらの記事では、猫背の改善方法を肩甲骨に着目して書いていきます。

「肩こりをなんとかしたい…」

「姿勢が悪いのをなんとかしたい…」

このようなお悩みをお持ちの方のために書きました。改善のためのストレッチ、筋トレ動画、生活での注意点を載せていますので、ぜひ実践してみて下さい。

 

 

1、猫背になることで起こるデメリット

次のようなデメリットがあります。

肩こり、ひどい場合は頭痛
五十肩、肩関節周囲炎
頸椎症(首の骨の変形)
腰痛、脊柱管狭窄症
自律神経の不調 (冷え性、気分の落ち込み、イライラなど)

などを引き起こします。

また、自信がなさそうに見えるなど見栄えにも影響します。スタイルが良くて、おしゃれでも猫背だと印象が全く変わります。非常に勿体ないです。

「肩こりくらい誰でもあるよね。」なんて後回しにしてしまいがちですが、放っておくと肩の痛み、首や腰などの脊椎の変形につながる可能性があるので早めに対処しましょう。

 

2、なぜ猫背になるのか?
大きな原因として、生活上の癖があります。

椅子に浅く腰掛けて長時間のデスクワーク、またはスマホの使用。その他、家事などの立ち仕事も当てはまります。

経験から言うと、ひどい猫背は筋力の弱い女性に多い印象があります。

生活上の癖などから姿勢は崩れ、よく使われる筋肉・使われない筋肉ができることで筋肉のバランスは崩れ、徐々にその差が大きくなっていくことで起こります。

 

3、猫背ってどういう状態? 

簡単に説明すると、「背骨の中でも胸の高さにある胸椎という部分が、正常より丸くなった状態。」です。

もう少し詳しく説明します。「そんな説明いらんから、早く治し方教えて」という方は飛ばして下さいね。

ヒトの体は、1個ずつの背骨(椎骨)が積み重なり脊柱を形成します。脊柱は上から頚椎、胸椎、腰椎、仙骨からなり、全体でS字の弯曲を描きます。

猫背と特に関係の深い胸椎は12個の椎骨からできており、胸椎全体でゆるやかな前方へのカーブ(後弯)を描くのが理想とされています。

猫背の場合は、「胸椎のゆるやかなカーブが破綻し、主に胸椎上部~中部の丸みが強まった状態」を言います。

4、胸椎と肩甲骨、肩関節の関係

猫背の方は、胸椎が丸まっているだけでなく、肩甲骨が開いて、さらに前に傾いています。(肩甲骨の外転と前傾)さらに、肩関節は内向きに捻れて(肩関節の内旋)、巻き肩になっています。

これには、【運動連鎖】というものが関係しています。

運動連鎖とは?  

「ある関節の運動が隣り合う関節に影響を及ぼすこと。」

 

これだけだとよくわからないので、猫背の例で説明すると、

胸椎屈曲(丸まる)⇆肩甲骨外転(開く) 

胸椎伸展(反らす)⇆肩甲骨内転(閉じる)

というように、胸椎の運動が肩甲骨の運動に影響を与え、肩甲骨の運動が胸椎に影響を与える。

胸椎を丸めたら肩甲骨は開くし、肩甲骨を開いたら胸椎は丸まるという関係です。

ほとんどこのような一定のパターンにはまり、全身に存在します。(関節が硬く制限があったりすると当てはまらないこともあります。)
反り腰の人は、ひざのお皿が内向いてる人が多いです。詳しくは説明しませんが、それも運動連鎖。

猫背を治すには、ただ背骨を伸ばすだけでは不十分です。「開いた肩甲骨をしっかり閉じて正常な位置に戻すことができれば、胸椎も理想の弯曲を取り戻せます。」

5、開いた肩甲骨、内巻きの肩をどうやって改善するの?

肩甲骨が開いた状態だと、肩甲骨を開く側の筋肉が短縮し硬くなっており、反対に閉じる側の筋肉が伸ばされ筋力が弱くなっています
なので、肩甲骨がちょうど良い位置に戻るように筋肉のバランスを整えていきます。

短縮した筋肉はストレッチで緩めて伸ばし弱っている筋肉を鍛えてあげる必要があります。
肩でも同じです。

 

6、猫背改善に重要!ストレッチ・筋トレが必要な筋肉

【ストレッチが必要な筋肉】

ストレッチは筋肉を伸ばした状態で、20〜30秒ほど伸ばします。

前鋸筋

肩甲骨の裏側〜肋骨まで付着している筋肉です。

硬くなると肩甲骨が開いてしまいます。猫背の方は硬いことが多いです。

 

大胸筋、小胸筋

巻き肩の原因になる筋肉です。

 

広背筋

こちらも巻き肩の原因になる筋肉です。背中は普段意識しにくいのでしっかり伸ばしましょう。

【筋トレが必要な筋肉】
大小菱形筋、僧帽筋中部

猫背で弱くなりやすい筋肉です。動画ではダンベルを持っていますが、500mlのペットボトルなどでも大丈夫です。

 

1セット15回×3〜5セット行いましょう。

※あまり重いおもりで行うと、違う筋肉でかばってしまうので注意してください。

 

6、普段の生活で気をつけるポイント
いくら改善のストレッチや筋トレを頑張っても、日常生活で長時間背中を丸めた悪い姿勢でいたら、猫背は良くなりません。

生活では次のようなことに気をつけましょう。
①デスクワークやスマホ使用時は長時間同じ姿勢でいないように、途中休憩を入れ姿勢を変える。

一度立ち上がり、背骨を反らし伸びをしましょう。

②椅子に深めに座り、骨盤が起きる(前傾)ようにする。
骨盤を起こすことで背骨は理想の弯曲を保ちやすくなります。

 

<おすすめの方法>

「椅子に深く腰掛け、背もたれ(ちょうど腰の高さ)に丸めたバスタオルを挟む」と、腰に適度な反りができ骨盤も起きるため、猫背姿勢を防ぐことができます。

座っていて猫背になっているとき→ ×お尻の位置が浅く骨盤が寝て背骨全体で丸くなっている。

③パソコンやスマホを見る位置を高くする。うつむくと丸くなります。

 座っているときも、立っているときも少しあごを引いて頭が胸郭の真上にくるように意識すると良いです。

また、普段から肩甲骨を少し寄せる意識をもつことも大切です。
しかし、寄せようと意識し過ぎて、力が入り肩甲骨があがっているパターンや(肩をすくめる感じ。)、腰が反ってくるパターンもありますので注意しましょう。

猫背の改善には、肩甲骨の位置を正すことが重要だと理解していただけたでしょうか?
今回は肩甲骨に着目し書かせていただきましたが、肩甲骨は普段の生活でも意識して動かすことが少ないため、肩甲骨の位置異常があって、動きが硬くなっている人も多いです。この記事をきっかけに、ぜひ肩甲骨のストレッチや筋トレを始めてみてください。

 

姿勢が気になる方はこちらの記事もご参考に。

あなたの姿勢はどのタイプ?姿勢タイプ別改善法

 

 


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